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ららぽーと門真+アウトレットが完成間近 4月17日開業

三井不動産は、「三井ショッピングパークららぽーと門真」、「三井アウトレットパーク大阪門真」(以下、MOP大阪門真)を、4月17日にグランドオープンする。開業に先立ち、メディア向け内覧会を実施した。

三井不動産初のららぽーとと三井アウトレットパークの2業態複合型商業施設。主要幹線道路の国道163号と大阪中央環状線に接するほか、近畿自動車道の門真ICが至近に位置する。公共交通機関でのアクセスは、京阪本線・大阪モノレール線「門真市駅」から徒歩約8分。隣接する立地にて「コストコホールセール 門真倉庫店」が夏に開業予定。

広域図
狭域図
街区配置図
門真市駅 同施設側の駅前の様子

店舗数は計251店舗で、うち、ららぽーと門真が153店舗(大阪初出店19店舗)、MOP大阪門真が98店舗(関西アウトレット初出店17店舗)。黒門市場を含む食の一大ゾーンも設置する。4階建で、フロア構成は1階と3階がららぽーと門真、2階がMOP大阪門真。4階では屋上広場「空の広場」を展開する。

ららぽーと門真・MOP大阪門真 イメージ

空の広場の南側には、大型すべり台や築山トンネル、キッズ用ボルダリングや複数の遊具がある、子供のプレイゾーンとして展開する。中央にはリラックス空間として植栽やベンチを配置。北側にはステージを設置し、様々なイベントに対応できる多目的広場として展開する。

空の広場 全体イメージ
空の広場 イメージ
空の広場 プレイゾーン イメージ
空の広場 北側の現在の様子

また、空の広場に、アウトドアブランド「LOGOS」の新業態「LOGOS CAFE & HIROBA」が出店。キッズメニューも取りそろえるカフェ、キャンプを疑似体験できる「HIROBA」や、駄菓子屋を展開する。

LOGOS CAFE & HIROBA 外観イメージ
HIROBA イメージ

北側の窓からは一面の太陽光パネルが見えるという、サステナブルな取り組みを身近に感じられる仕掛けも用意する。

太陽光パネル

ららぽーと門真に200周年を迎えた「黒門市場」

1階ではセンターコート、くすのき広場、門真うまいもん街、TOHOシネマズなどを展開する。センターコートは建物中央で、各フロアをつなぐ吹き抜け空間。大型ビジョンを設置しており、様々なイベント開催を予定している。3x3などのスポーツイベントも開催可能。天井には、門真市名産であるレンコンの花「ハス」をモチーフとした「ハストラス」をデザインしている。

センターコートを1階から見た様子

くすのき広場は京阪本線・大阪モノレール線の門真市駅からの来館者にとってのメインエントランスとなる北西エントランス前に設置。買い物の前後や合間にくつろげるよう、芝生や多数のベンチを整備する。くすのき広場付近の施設外壁には大型ビジョンを設置する。

くすのき広場 イメージ

門真うまいもん街には大阪市の中心部であるミナミ・日本橋に所在し、2022年に200周年を迎えた「黒門市場」公認の市場が誕生する。黒門市場11店舗、食物販6店舗の計17店舗が市場エリアを形成する。

黒門市場 現在の様子

TOHOシネマズは、9スクリーン、1,430席のシネコン。TOHOシネマズ初導入の「ドルビーシネマ」、TOHOシネマズのハイエンドシアター「プレミアムシアター」、空気を震わす体感型サウンド・シアター「轟音シアター」という3種の特徴的なシアターを備える。

3階にはフードコート「Food Terrace」を設置。全16店舗が出店、1,000席超の座席を配置する。子供とくつろぎながら食事ができる小上がり席や、空の広場につながる吹き抜け空間、コンセント付きの個人席も用意。そのほか、パーティ、ワークショップ、会議など、個室として利用可能な貸しスペース「ららスタジオ」を設置する。

Food Terrace 現在の様子
Food Terrace内の吹き抜け空間を、空の広場がある上階から見た様子。写真上部(奥)に見えるのが小上がり席
コンセント付きの個人席
ららスタジオ イメージ

そのほか3階では、ウルトラヒーローになりきって遊べる「ウルトラアスレチック」、すみっコたちがいっぱいのフィールドでおままごとやお店屋さん体験ができる「すみっコぐらしあそびスタジオ」を展開する。

ららぽーとのテナントの出店は1階と3階で、ファッションから家具家電、雑貨まで、幅広い店舗を展開する。

多彩なブランドが揃う三井アウトレットパーク 大阪門真

MOP大阪門真は、3月12日に閉館するMOP大阪鶴見の拡張移転リニューアル店舗という位置づけ。店舗数は、大阪鶴見の64店舗から大阪門真では98店舗、合計店舗面積は約9,400m2から約20,200m2、1店舗当たりの平均面積は約177m2から約254m2と、大幅に拡大する。

MOP大阪門真 内観イメージ

アウトレット初出店のブランドも含め、海外ブランドやスポーツ・アウトドアブランドなどが出店する。

MOP大阪門真 現在の様子

'29年には大阪モノレール線に施設直結の新駅

2029年には大阪モノレール線の延伸事業に伴い、同施設に直結する新駅の開業が予定されている。モノレール新駅は、施設西面に設けられる歩行者デッキにより、2階のMOP大阪門真のフロアと接続される。

大阪モノレール線 現在の終点は門真市駅

そのほか、交通渋滞を防ぎ、交通利便性を向上させるため、府道大阪中央環状線の門真税務署前の丁字路を十字路化。駐車場はチケットレス駐車場システムを採用する。また、京阪バスと連携して新たなバス路線を新設し、施設内の交通広場に停留所を設置するための認可申請も進めている。

新設交差点 イメージ

駐車台数は約4,300台。プラゴの事前予約可能なEV充電器を立体駐車場に6基設置する。専用アプリ「Myプラゴ」から満空確認、予約、決済が可能。

隣接する立地では、三井不動産レジデンシャルが11階建て・155戸の大規模分譲マンション「パークホームズLaLa門真」を建設し、'23年度の竣工・入居開始を予定している。横浜や平塚、名古屋などでも商業施設にあわせてマンションを建設した事例があり、施設ができることによる新たな需要が生まれることを見込む。

施設の所在地は大阪府門真市松生町1番11号。敷地面積約116,400m2、延床面積約196,800m2、店舗面積約66,000m2