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J:COMオンライン診療、オンライン服薬指導開始

JCOMは、家庭のテレビで診察などが受けられる遠隔医療サービス「J:COMオンライン診療」のオンライン服薬指導機能として、「おくすり受け取りサービス」の提供を開始する。

J:COMオンライン診療は、'21年7月より提供を開始した、自宅のテレビを利用しオンライン診療が受けられるサービス。スマートフォンやタブレットの操作に慣れていないシニア世代も簡単に利用できることが特徴。

オンライン診療の普及拡大に向け政府ではガイドラインの見直しを進め、初診からのオンライン診療解禁や、対面診療と比較した診療報酬差の改善等、制度面の整備が進められている。また、'22年3月には薬機法の一部改正により、初診からオンライン服薬指導の利用が可能となるなど、診療から処方薬の受け取りまでを通してオンライン完結できるようになっている。

オンライン診療後、処方薬を自宅で受け取れるサービスによって、患者にとっては外出せず自宅で医療を受けられることにより感染リスクの低減が期待でき、医療機関・薬局にとっては診療から服薬指導までオンラインでスムーズに提供することが可能となり、感染症流行時の医療逼迫の負担低減にもつながることが期待できるという。

「おくすり受け取りサービス」は、MICINの「curon(クロン)お薬サポート」とシステム連携してサービスを提供する。患者はJ:COMオンライン診療アプリにて、薬局予約、質問票回答、ビデオ通話による処方薬の説明確認、薬局側はMICINのオンライン服薬指導サービス「curonお薬サポート」にて、予約/質問票の確認、ビデオ通話による服薬指導、決済、処方薬の配送等を行なう。

おくすり受け取りサービス 利用イメージ

処方薬の受け取りは配送、薬局での受け取りの2つからどちらかを選択できる。