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経産省、DX人材の指針「デジタルスキル標準」策定

経済産業省と情報処理推進機構(IPA)は、DXを推進する人材の役割や習得すべきスキルを定義した「DX推進スキル標準(DSS-P)」を新たに策定し、「デジタルスキル標準(DSS)」ver.1.0として取りまとめた。

企業・組織のDXの推進を、人材のスキル面から支援する目的で策定されるもの。3月に公開した「DXリテラシー標準(DSS-L)」と合わせて、個人の学習や企業の人材育成・採用の指針とする。

今回策定された「デジタルスキル標準」は、ビジネスパーソン全体がDXに関する基礎的な知識やスキル・マインドを身につけるための指針「DXリテラシー標準」と、企業がDXを推進する専門性を持った人材を育成・採用するための指針「DX推進スキル標準」の2種類で構成されている。「リテラシー」「推進スキル」のどちらも特定の産業や職種に関する知識を問わない汎用性を持たせた表現になっており、企業・組織それぞれで適用するにあたっては表現を具体化する必要がある。

DXリテラシー標準の全体像
DX推進スキル標準での分類