ニュース

LINE、暗号資産取引所「BITFRONT」を終了

LINEは28日、米国で運営している暗号資産取引所「BITFRONT」を段階的にサービス終了すると発表した。暗号資産取引所については、11月に入って大手のFTXの破綻をきっかけに混乱が続いているが、BITFRONTサービス終了は「LINEグループの事業構想上の決定であり、他の暗号資産取引所の影響ではない」とのこと。

「BITFRONT(旧BITBOX)」は、LINEの独自暗号資産「LINK」が初めて上場した取引所。LINEでは、独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を軸にLINE Token Economyを構築し、'18年から4年の間に、日本・海外での暗号資産取引サービスやブロックチェーンサービス開発プラットフォーム、ブロックチェーンウォレット、NFTプラットフォームなどを展開してきた。

今後、新規オープンネットワークの準備とあわせて、「LINK」をLINEが運営する取引所・サービスのほか、外部取引所やサードパーティーエコシステムで活用できるよう構想している。この構想のもと、BITFRONTの段階的サービス終了を決定。暗号資産取引サービスは、日本で展開する「LINE BITMAX」に注力していく。

11月28日からはBITFRONTの新規登録を終了しており、12月30日をもって取引を停止。2023年3月31日をもって出金を停止する。