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ゆうちょ銀、キャッシュカードの「生体認証機能」終了

ゆうちょ銀行は、2023年5月14日をもって、ICキャッシュカードの「生体認証機能」の取り扱いを終了する。利用状況等を踏まえ決定した。

終了するサービスは、指静脈情報+暗証番号によるATM(提携金融機関のATMを含む)の利用、指静脈情報の登録と変更の申し込み、指静脈情報による本人確認の取り扱い(ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口)。

取り扱い終了後は、「指静脈情報+暗証番号」による取り引きは利用できなくなるが、該当するカードは、ICキャッシュカードとして引き続き利用できる。

生体認証機能を利用した出金/送金時の引き出し上限額は1,000万円だが、「ICカード+暗証番号」による上限額は200万円となる。

ゆうちょ銀行では、'23年5月中に個人(本人利用者)向けに代替サービスの導入を予定。代替サービスでは、「ゆうちょ通帳アプリ」と「ゆうちょ認証アプリ」で申し込み・認証を行なうことで、アプリ認証による引き出し上限額(1日最大500万円)まで、ATMを利用可能とする。

ICキャッシュカードの「生体認証機能」と、導入予定の代替サービスの比較

なお、ATMでの引き出し上限額について、生体認証以外の引き出し上限額を0円に設定している場合、'23年5月15日以降、ATMの払戻し・送金の取り扱いができなくなる。事前にゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で上限額引き上げの手続きを行なうよう呼び掛けている。

また、ICキャッシュカードから指静脈情報を抹消したい場合は、ゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口での手続きが必要となる。