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MySOS終了。日本入国は「Visit Japan Web」に集約

11月1日から、日本入国のための「検疫(ファストトラック)」の機能が「MySOS」から、「Visit Japan Web」に切り替えられた。これにより、「検疫」、「入国審査」、「税関申告」の全てをVisit Japan Web上で完結できるようになった。

ファストトラックは、海外から日本に入国する前に、あらかじめ検疫手続きの一部を済ませておく仕組み。従来はMySOSアプリが必要で、「検疫(ファストトラック)」は「MySOS」を、「入国審査」と「税関申告」を Visit Japan Webで別々に登録する必要があった。1日以降は、検疫もVisit Japan Webに集約されるため、複数のサービスを使う必要がなくなる。

11月1日からVisit Japan Webでのファストトラック運用が開始され、11月14日以降はMySOSは利用不可となる。

利用可能空港は、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港。海外から入国する人のほか、日本に帰国する人も対象となる。Visit Japan Webサービスの対応ブラウザは、iOSはSafari、AndroidはChrome、PCはChromeとEdge。

10月3日にリリースした新バージョンのVisit Japan Webでは、日本語、英語のほか、中国語(簡・繁)、韓国語に対応したほか、オフライン利用も可能となった。また、従来は1人ずつのアカウント登録が必要だったが、1アカウントで家族の情報を追加登録できるようになったほか、複数の入国予定情報を登録可能になった。

デジタル庁によれば、「(MySOSとVisit Japan Webが存在して)どっちらを使っていいかわからないという声もあがっていた。そのため1つのサービスにした」とし、今後は、Visit Japan Webに集約していく。