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ヤマト運輸、関東ー九州間の海上輸送でCO2を年間1400トン削減

ヤマト運輸とSHKライングループ傘下の東京九州フェリーは、'21年7月に開始した関東ー九州間の海上輸送を活用したモーダルシフトの輸送規模を、'22年9月より開発当初の6倍まで拡大した。

近年、持続可能な社会の実現に向けて、環境負荷低減などの社会課題の解決策として、トラックによる輸送から鉄道輸送や海上輸送に切り替えるモーダルシフトが進んでいることを受け、両社は'21年7月に関東ー九州間のトラック長距離輸送の一部を東京九州フェリーの海上輸送に切り替え、横須賀港(神奈川県)ー新門司港(福岡県)間でフェリー輸送を開始した。

フェリーを活用した運用フローでは、東京都品川区のヤマト運輸ベース店から九州向けの荷物をトラックへ積み、横須賀港へ輸送し、シャーシのみをフェリーに積載。新門司港までフェリーで海上輸送後、福岡県福岡市のヤマト運輸ベース店へトラックで輸送する。

これにより、従来のトラック長距離輸送に比べ、輸送における温室効果ガス排出量を年間約1,400トン(約66%)削減した。

今回、同区間の輸送規模を拡充し、さらなる環境負荷低減と輸送効率向上をはかることで、持続可能な社会の実現に貢献するという。