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PayPay、PayPayカードを完全子会社化。メインカード化加速

PayPayは、PayPayカードを完全子会社化する。グループ会社のヤフーとPayPayの間で、PayPayカード株式会社の株式譲渡契約を締結。10月1日から、PayPayカードをPayPayの完全子会社化(持分100%)することを決定した。

PayPayは、2018年10月の提供開始から3年9カ月が経過し、ユーザー数は5,000万人に迫り、加盟店数は374万カ所まで拡大した。2021年度の決済取扱高は5.4兆円超、決済回数は36億回超で、国内QRコード決済における「PayPay」のシェアは決済取扱高、決済回数ともに約3分の2を占めている。

2月には、PayPayとPayPayカードが連携し、PayPayで利用した金額を翌月まとめて支払える「PayPayあと払い」を開始。チャージ不要で、PayPayを利用できるようになるなど、両社間の連携を進めてきたが、サービスの親和性の高いPayPayカードをPayPayの子会社にすることで、意思決定のスピード向上とシナジー効果を生み出しやすい環境を作り、キャッシュレス決済の進展とともに、金融サービス事業の発展につなげていく。

両社が協力し、PayPayとPayPayカードの利用者が、お得な体験ができる環境を一体となって提供することで、ユーザー数の増加とメインカード化を加速。キャッシュレス市場における一層のシェア拡大を目指す。