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PayPay、決済取扱高10兆円突破

PayPayは24日、2022年度の連結決済取扱高が10兆円を突破し、過去最高となったと発表した。2018年10月にサービス開始以来、約4年半での10兆円突破となる。

2021年度に5.4兆円だった決済取扱高が、2022年度は10.2兆円と大きく伸長した。これには、2022年10月1日にPayPayカードを完全子会社化したことも含まれる。PayPayカードの取扱高は2.3兆円で、これを除いたPayPayの取扱高は7.9兆円となる。なお、PayPayで利用した金額を翌月まとめて「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」で支払える「PayPayあと払い」の利用分と、両クレジットカード経由の残高チャージは、PayPayの決済取扱高として計上している。

キャッシュレス決済におけるコード決済の比率も年々伸長しており、PayPayのユーザー数は5,700万を超え、スマホユーザーの約1.6人に1人がPayPayを利用している。利用可能なシーンも拡大し、2022年の国内コード決済におけるPayPayの決済取扱高シェアは約3分の2となった。また、PayPayから加入できる「PayPayほけん」ミニアプリの商品ラインナップ拡充や「PayPay資産運用」など、金融サービスの強化を継続的に実施。さらに4月に解禁された「賃金のデジタル払い(給与デジタル払い)」が、今後PayPayで受け取り可能になれば、「決済取扱高の増加がさらに見込まれる」とする。