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銀行公式アプリ「Wallet+」、少額送金の「ことら」に10月から対応

ふくおかフィナンシャルグループ傘下のiBankマーケティングは、銀行公式アプリ「Wallet+(ウォレットプラス)」開始から6周年で、ダウンロード数が200万を突破したと発表。また、10月からは、少額送金・集金サービスの「ことら」へ対応することを明らかにした。

Wallet+は、福岡銀行をはじめ地銀10行で採用されている銀行公式のウォレットアプリ。残高照会や収支管理などのお金の管理のほか、クーポンやポイント(myCoin)などの機能も集約。また、ロボアドバイザーの「THEO」による資産運用機能も備えている。

ダウンロード数は200万を突破し、Wallet+における貯蓄預金はFFGの3行のみで累計2,000億円を超。また旅行・自動車・住まいなどの「目的別預金」も36万個が作られているという。

特に20~30代の比較的若い層を中心に幅広い年齢層で活用されており、月間アクティブユーザーは約6割と利用率も高いという。また、2023年度には、東北の北日本銀行・四国の阿波銀行でのサービス開始も予定しており、提携銀行を日本全国に拡大していく。

「ことら」で送金対応を強化

さらに、'22年秋には、少額送金・集金サービスの「ことら」に対応。個人口座間で送金手数料無料で、小口送金(10万円以下)が可能となる予定。Wallet+独自の集金機能により、割り勘などの日常の集送金ニーズにあわせた使い方も可能になるという。

ことらは、メガバンクが中心となり設立された、小口資金決済のための決済インフラ。このことらにWallet+で対応し、「送金」をかんたんにしていく。ことら送金できるアプリであれば、携帯電話だけで送金でき、手数料も従来の銀行振込よりも安くなる予定。ことらでは今秋のスタートを予告していたが、Wallet+では10月から利用可能になる。

「ことら送金」 サービス紹介動画

ことら対応は以降も強化していき、'23年4月の“Day2”でQRコードを使った税金などの公金支払いにも対応する。

'22年冬にはWallet+に、「パーソナライズド・コミュニケーション」機能を追加。AIエンジンを提供するPersoneticsと提携し、パーソナライズされた情報をユーザーに提供。また、事業者の店舗来場等の条件達成の特典(リワード)として、myCoin付与できる機能や、事業者向けのアンケートサービスなど追加していく。