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Slack上で話せる「ハドルミーティング」 次は“ビデオ”対応

Slackは23日、Slack上で音声会話できる「ハドルミーティング」のビデオ対応を発表した。2022年秋に全ユーザーに提供する。

ハドルミーティングは、ワンクリックでSlack上で“話せる”機能。'21年7月から有料プラン利用者向けに提供開始し、Slackでチャットだけでなく、音声でコミュニケーションでき、プレゼンテーションの共有などを行なえる。「オフィスの休憩室や廊下で行なっていたカジュアルな会話をデジタルファーストで再現する」を目標に作られている。

このハドルミーティングをさらに強化し、ビデオでの会話にも対応。Slack上で、ワンクリックでビデオ会話をスタート可能とし、複数人での画面共有にも対応する。絵文字リアクションや「ステッカー」も使え、メッセージスレッドは、チャンネルに自動保存される。


    ハドルミーティングの新機能
  • ワンクリックでさっと使えるビデオ
  • 描画やカーソルを含む、複数人での画面共有
  • リラックスした楽しい雰囲気を醸成する絵文字リアクションや「ステッカー」
  • チャンネルに自動保存されるメッセージスレッド

Slack上でつながっていれば、すぐに打ち合わせを始められ、「打ち合わせの日時を調整したり、会議のために別のアプリを立ち上げたりする必要がない」という点が特徴。アイデアのブレインストーミングや、緊急の相談、最新のデザインチェックなど、すぐにハドルミーティングに切り替えて、チームで共有できる。

ハドルミーティングをONにすると、画面と音声のみの会話がデフォルト設定となる。「音声ファースト体験」が指示されているため、ビデオをオンにできる機能は「オプション」となる。また、ビデオの背景をぼかす機能も搭載される。

ハドルミーティングの画面共有では、複数の人が同時に自分の画面を共有できる。異なるデザイン案を見せてもらったうえで、どのビジュアルがベストか判断する、といった使い方も可能という。

また、ハドルミーティングの新たな協業スペースでは、会話とファイルがチャンネルのやり取りと同じ方法で整理され、検索できる。リンク、メモ、チャットなど、ハドルミーティングで共有されたものが、全てチャンネルまたはDM内でメッセージスレッドとして自動保存されるため、あとから参照することもできる。

これらの機能はSlackの年次イベント「Slack Frontiers Slack Frontiers 2022」で発表。あわせて、行政機関向けにセキュリティを強化した「GovSlack」なども発表されている。