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進化した「メルカリエコパック」 5回再利用でポイント付与

メルカリの新型エコパック

メルカリは、繰り返し使える小型の梱包材「メルカリエコパック」の提供を開始した。繰り返し使われるとポイントを付与するなど、資材の循環を促す仕組みも用意する。

「メルカリエコパック」はネコポスサイズの繰り返し使える梱包材。第1弾は2019年で、すでに提供は終わっているものの、これまでに1万枚が配布された。アンケート調査では7割が、メルカリエコパックを再利用したと回答したという。

新型のメルカリエコパックでは、旧型は3割のユーザーが再利用しなかったという点に着目し、再利用を促す仕組みを取り入れた。具体的には、メルカリステーションにメルカリエコパックの配布場所を設置、売買の際に届いたメルカリエコパックを使わない場合は、ここに返却できるようにする。

また9月30日までの期間限定で、メルカリエコパック裏側のQRコードを読み取ることで利用回数が記録され、そのエコパックが5回以上利用されると、利用した全員に100円相当のポイントがプレゼントされる。

メルカリエコパック自体の形状も見直された。3辺のファスナーで大きく開けるようにしたほか、マチを設けて厚みのあるものを入れやすくした。さらに内ポケットとして大・中・小の3つのメッシュポケットを装備しており、それぞれファスナーで口を閉じられる。これにより、小さなものはポケットに収めて発送でき、緩衝材の使用の低減を見込む。

表面の素材は防水性のあるターポリンで、厚さ3mmの緩衝材が含まれている。サイズは縦190mm、横275mm。発送時の対応サイズは、らくらくメルカリ便「ネコポス(A4サイズ、厚さ3cm以内)」、ゆうゆうメルカリ便「ゆうパケット・ゆうパケットポスト(A4サイズ・厚さ3cm以内)」。

大・中・小のファスナー付きメッシュポケットを装備、小さなものなら緩衝材を使用せず発送できる

旧型(左)と新型(右)

新型は縦横のサイズはわずかに小さくなった。これは潰したときにマチが広がるため
新型はマチが設けられ厚みのあるものを入れやすくなった
新型は3辺がファスナーで大きく開けられる

配布予定数は3,000枚。当初の提供方法は、アプリ上の希望者やSNSキャンペーンにて、抽選で提供する。販売は行なわれない。

メルカリステーションで配布する。配布場所は全国9カ所で、新宿マルイ本館、ららテラス武蔵小杉、北千住マルイ、博多マルイ、町田マルイ、マルイファミリー溝口、マルイシティ横浜、中野マルイ、なんばマルイ。配布期間は6月中旬~9月30日。

新宿マルイ本館のメルカリステーション、メルカリエコパックの配布・返却コーナー

メルカリでは、今後3カ月で配布や利用状況を見極め、本格展開を検討する。