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ファミマで処方薬受け取り。「ファミマシー」都内で本格展開

ファミリーマートは、店舗で処方薬を、送料・手数料無料で最短翌日に受け取れるサービス「ファミマシー」を5月26日から東京都内の約2,400店舗(一部店舗除く)で開始する。

凸版印刷の100%子会社であるおかぴファーマシーシステムとファミリーマートが協力して実現。ファミマでは2021年7月から、受取BOXを活用した店舗での薬の受け渡しサービスを東京都と神奈川県の一部店舗で実施していた。一方、凸版印刷とおかぴファーマシーは、'20年3月から、処方せん薬宅配サービス「とどくすり」を提供し、新型コロナウイルス感染拡大の中での治療継続を行なってきた。

「自宅以外での薬の受け取り」という多くのニーズがあることから、受け取り方法の拡充を検討してきたが、両社のサービスの利便性を向上させるため、「とどくすり」と「ファミマシー」を連携。ファミマの店舗のレジで処方薬が受け取れるサービスを東京都内で開始する。

具体的なサービスの利用では、とどくすりへ会員登録し、受診した医療機関で「とどくすり利用希望」と伝え、マイページや申込画面から受け取り希望のファミリーマート店舗を選択する。薬剤師から電話が来るため、処方薬の説明を受けたあと、店舗に処方薬が届くと受け取り用のバーコードがメールで通知される。あとは、ファミマ店舗で認証用バーコードを提示し、処方薬を受け取るだけとなる。

今後両社では、サービスエリアの拡大を通じた医療アクセスの向上や、配送時間の短縮化など、共同でサービス強化を目指す。