ニュース

コカ・コーラのラベルレスボトルが100%リサイクルPETに

コカ・コーラシステムは、「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロシュガー」100%リサイクルPETボトル350mlを新ラベルレスボトルで、4月25日に発売する。Amazon.co.jpでの先行販売。350ml PET×24本のケース販売のみで、価格は1,872円。新デザインのコカ・コーラ、コカ・コーラ ゼロシュガーの発売は日本市場が初。

100%リサイクルPET素材を使用することで、CO2排出量を1本あたり約60%削減できるという。また、従来の同サイズのラベルレスPETボトルから、2gの軽量化を実現している。容器重量は21g。

(左)コカ・コーラ、(右)コカ・コーラ ゼロシュガー

コカ・コーラの胴部がくびれたボトルは、1915年に「暗闇で触っても地面で砕け散っていても、『コカ・コーラ』のボトルだと分かるもの」をコンセプトに開発。100年以上に渡って継承されている。新ラベルレスボトルでは、コカ・コーラのスペンサーロゴをデボス加工であしらっている。

日本のコカ・コーラシステムでは、2025年までに全てのPETボトル製品にサスティナブル素材(ボトルtoボトルによるリサイクルPET素材もしくは植物由来PET素材)を使用し、2030年までに全てのPETボトルを100%サスティナブル素材へ切り替えることなどを目指している。2月時点では、国内で販売している90%以上のPETボトル製品(販売本数ベース)にサスティナブル素材を使用している。

ラベルレス製品には2020年4月より取り組んでおり、現在は8ブランド18製品で展開している。そのほか、軽量化によるプラスチック使用量の削減なども進めており、2021年出荷実績に基づく2022年販売予測では、コカ・コーラシステム全体で年間約26,000トンの温室効果ガス排出量削減、約29,000トンの新たな石油由来原料からつくられるプラスチック量削減を見込む。