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Suica、オリジナル券面可能に。ジャイアンツデザイン発行

JR東日本は、「Suica認証情報提供サービス」導入法人を対象に、希望のデザインでSuicaを作れるサービスを、2月25日に開始する。ジャイアンツシーズンシート契約やチケット購入の特典などとしての発行が予定されている。

Suica認証情報提供サービスとは、オフィスの入退室や電子チケットなど、SuicaのIDを様々な認証の鍵として提供するサービス。事前に登録したSuicaのIDと利用時に読み取ったSuicaのIDを照合する形で利用する。オフィスの入退館ゲートやSuica決済でデジタルスタンプがたまるサービスなどに採用されている。

新サービスでは、導入企業の用途に応じて、券面デザインのカスタマイズや希望金額のチャージが可能。例として「Suicaでの入場(認証)とチケット購入者への販売・配付」、「オフィスの入退館ゲート(認証)と出入りする社員への配布」、「お店のデジタルスタンプカード(認証)と利用会員への販売・配付」を挙げている。

ジャイアンツ関連の特典は、東京ドーム場内完全キャッシュレス化、およびSuicaでの東京ドーム巨人戦入場システム導入に合わせて導入される。

発行枚数は1万枚から。無記名Suicaのみ可能で、定期券情報や企画券情報の記録はできない。発行時のチャージ額は上限を2万円として、希望額で設定が可能。デポジットは500円で、チャージ額、デポジットのほか、別途発行費用等がかかる。

東京ドーム開幕戦からSuicaによる入場システム導入

読売巨人軍、読売新聞東京本社、JR東日本メカトロニクスの3社は、3月25日の東京ドーム開幕戦(対中日戦)より、Suicaによる入場システムを導入する。

Suicaによる入場システムは、JR東日本メカトロニクスが提供する「ID-PORT」を活用。ID-PORTとは、様々な認証媒体の各種IDを連携できるクラウド型プラットフォームで、東京ドームの入場システムでは読売巨人軍公式ファンクラブサイトから無料で取得できる「GIANTS ID」とSuicaのID番号を連携している。

利用者は、購入したチケットとSuicaのID番号を専用サイトに事前登録することで、駅の自動改札機と同じように、東京ドームのゲートにあるリーダにSuicaをタッチするだけで入場できる。モバイルSuicaにも対応。