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Makuakeが品質基準策定。「法令を遵守」

応援購入サービスのMakuakeは、独自の「Makuake品質基準」を策定・公開した。プロジェクトの支援者に納品されるすべてのリターン(商品)について、品質基準に適合することをプロジェクトの実行者に要求する。利用者は、同品質基準を満たしたプロジェクトを選んで応援購入でき、「健全な応援購入体験を提供できる」としている。

公開された品質基準では、「プロジェクトページに記載した外観、機能を有していること」「販売国にて規定されている全ての法令を遵守すること」などが定められており、商品に応じて、製造物責任法(PL法)、電波法、電気用品安全法などの法令を遵守するよう求めている。またプロジェクトページについてもまぎらわしい表示を禁止と、景表法等の遵守を求めている。

プロジェクトの実行者が全てのリターンについて品質基準に適合することを約束することで、不良品の発生を防止し、プラットフォームとしてサポーターが期待する品質を確保する。

また、品質基準の策定にあたり、産業資材の試験・検査などを行なうテスト機関・カケンテストセンターと業務提携を行なった。同機関はアパレル・テキスタイル関連分野のプロジェクトに対して、Makuake品質基準に準拠した試験の実施を希望者に行なうほか、同基準に基づく品質管理セミナーの開催、同基準の作成支援などを実施する。

同社は、'13年のサービスリリース以来、車内に審査法務部門を設けるなど応援購入体験の満足度向上を推進してきたが、通常のECサービスと異なるプラットフォームとして、プロジェクトの実行者自身が責任を持ち、品質が担保された商品開発をすることがサービスの拡大に伴い重要になってきているとし、品質基準を策定した形。