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JR東日本、'22年春のダイヤ改正で朝の山手線など本数減

JR東日本では、2022年3月12日に上越新幹線の快適性向上や通勤時間帯の着席サービス向上などのダイヤ改正を実施する。首都圏の朝通勤時間帯の運転本数も見直しし、「山手線(内回り)」は現在の22本から20本に削減するなど、利用状況にあわせた輸送体系見直しが図られる。

山手線や中央線など朝の通勤時間帯の本数を削減

首都圏線区で、朝通勤時間帯の運転本数を見直しする。現状の利用状況あわせたもので、最も運転本数が多い1時間の運転本数は、東海道線は19本から17本に、山手線(外回り)は21本から18本、京葉線は15本から13本などいずれも削減する。京浜東北・根岸線(大船方面行き)、中央線快速、中央・総武線各駅停車、南武線、常磐線快速・常磐線など、多くの路線で本数削減となる。

山手線、中央線快速、常磐線快速・常磐線、京葉線は、日中帯の運転本数も見直す。

東海道線、横須賀線、山手線、中央・総武線各駅停車、高崎線、常磐線快速、常磐線各駅停車、総武線快速は、夕夜間帯の運転本数を見直す。

山形新幹線は全席指定。成田エクスプレスは千葉停車拡大

上越新幹線はE7系を追加投入し、「とき」「たにがわ」のうち新たに12本の列車をE7系で運転。快適性を向上する。

山形新幹線は、全列車を全車指定席とし、「着席ニーズ」に対応していく。また、山形新幹線と秋田新幹線の特急料金を見直しする。

首都圏の通勤時間帯の着席サービスも向上する。

朝通勤時間帯に高崎線、内房線・京葉線で特急列車を運転する。

また、中央線特急を利用しやすい時刻にするほか、特急「湘南」の停車駅を拡大し、新たに大崎駅に停車。湘南エリアと大崎エリアの利便性を向上する。

首都圏を発着する特急列車の利便性も向上。品川行の特急「湘南」と新宿駅発着の特急「あずさ」「かいじ」の一部列車を東京駅に、上野駅発着の特急「ひたち」「ときわ」の一部列車を品川駅に延長し、利便性を向上する。

さらに、「成田エクスプレス」の千葉駅停車を拡大。成田空港方面は現行の4本から16本に、新宿・成田方面は3本から13本に拡大し、新宿・渋谷方面や横浜方面と千葉エリアのアクセスを向上する。

そのほか、首都圏を発着する特急列車の利便性向上、上野東京ライン(常磐線直通列車)の増発、南武線 土休日の快速列車運転時間拡大、宇都宮線、日光線、相模線にE131系新型車両投入などが行なわれる。