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JR東、ダイヤ改正で新幹線終電繰上げや増発・増速
2025年12月12日 18:24
JR東日本は、2026年3月に行なわれるダイヤ改正の概要を発表した。夜間工事にともなう一部列車の終電繰上げや、東北新幹線「はやぶさ」の増発、東北・山形新幹線「つばさ」の増速などが盛り込まれている。
JR東日本では、開業40年以上が経過し、老朽化が進む設備のリニューアル工事や耐震対策工事を円滑に進めるため、東北・上越新幹線の終電時間繰上げや、一部列車の運行を停止することで作業時間を確保する。
東京駅20時20分発の「やまびこ69号」は東京駅20時8分発、同21時44分発の「やまびこ223号」は、同21時24分発、同22時28分発「たにがわ417号」は同22時12分発へとそれぞれ繰上げされる。また、東京駅22時44分発「なすの281号」は運転取りやめとなり、東京駅発那須塩原行き最終列車は22時16分発の「なすの279号」となる。
東北新幹線「はやぶさ」は、下り東京駅11時台発の「はやぶさ」を増発。これにより、東京駅7~11時台発の時間帯は「はやぶさ」が毎時2本以上運行されることになる。増発されるのは東京駅11時56分発の「はやぶさ21号」。
上りは現在盛岡発東京行きとして運行している「はやぶさ30号」の始発駅を新青森駅に変更。首都圏~東北エリアの観光・ビジネス利用を促進する。
東北・山形新幹線「つばさ」は、車両がE8系に統一されることから、一部列車で宇都宮~福島間の最高速度を時速275kmから時速300kmに向上。目的地への到着時間を4分短縮する。対象は東京駅9時発の「つばさ129号」と山形駅17時5分発の「つばさ154号」。
北陸新幹線「かがやき」についても所要時間を短縮。所要時間は従来から1分~3分の短縮で、東京~福井間が最速で2時間49分、東京~敦賀間が最速で3時間6分となる。
敦賀行き最終列車「かがやき517号」は、東京駅の発車時刻を19時台から20時台に変更。首都圏での滞在時間を拡大する。
東北新幹線「やまびこ」は、「やまびこ215号」の利用状況を踏まえ運転区間を見直し。東京発仙台行きから、東京発郡山行きへ変更する。なお、郡山駅で「やまびこ・つばさ153号」への乗換えを可能にし、利便性を確保する。




