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山手線で自動運転に向けた試験。営業時間帯に実施

山手線 E235系

JR東日本は、山手線の自動運転導入に向けた試験を営業時間帯に実施する。試験日程は2月中旬から下旬にかけて5日間。

JR東日本では「ドライバレス運転」の実現のため、ATO(自動列車運転装置/Automatic Train Operation)の開発を進めている。これまでは自動運転導入に向けて2018年度より、山手線で終電後の時間帯にATOの試験を行なってきた。

実施してきた試験は、2018年度が加速、定速走行、減速、定位置への停車などの運転機能の試験、2019年度が乗り心地向上や駅間停車防止に関する車両制御の試験、2020年度が列車の最適な群制御など、将来の運行管理連携を意識した試験。これらの試験で、一定の成果を得られたという。

今回は、山手線全線(34.5km)において、E235系(1編成)を使用した試験を日中帯に実施。実際の営業列車と同様に前後に列車が走行している環境で加速・惰行・減速などの自動運転に必要な運転機能、乗り心地、省エネ性能などを検証する。

2025年から30年頃の山手線などへのATO導入を目指す。