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ZOZOTOWN、リアル店舗で取り置き可能に

ZOZOは、ファッション通販の「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)において、ブランドの実店舗の在庫情報を確認できるなど、情報の連携を強化して実店舗の売上を支援するプラットフォーム「ZOZOMO」(ゾゾモ)を11月1日から開始する。ファッション領域において、ZOZOTOWNのような規模のモール型通販サイトから実店舗に送客するのは国内初としている。

ブランド店舗の在庫確認・取り置き

ZOZOMOが提供されることで、対応するブランドでは、ZOZOTOWN上でブランドの実店舗の在庫を確認できたり、取り置きができたりする機能をユーザーに提供できる。

11月1日からは、ユナイテッドアローズ、シップス、F・O・インターナショナルなどの大手セレクトショップをはじめ、複数のブランドの実店舗を対象に、在庫の確認が行なえるようになる。対応店舗は順次拡大し、取り置き機能への対応も進めていく。

店舗スタッフ向けツール

ZOZOMOではまた、ショップスタッフの販売サポートツール「FAANS」(ファーンズ)を提供。サービス開始時は、ZOZOTOWN上で実店舗の在庫取り置きを希望したユーザーへの対応を、ショップスタッフがFAANS上の簡単な操作で完結できる機能を導入する。これにより、接客の隙間時間に取り置きの対応を行なえるとしている。

ユーザーは、取り置き完了の通知をZOZOTOWN上で受け取るといったことが可能になる。

今後も、ショップスタッフによるコーディネート投稿機能や、コーディネート経由の売上などを可視化する成果確認機能を提供予定。ライブ配信やオンライン接客といった機能も検討する。

このほかZOZOMOでは、2019年から提供している「Fulfillment by ZOZO」も提供。ZOZOTOWNの在庫とブランドECサイトの在庫を共有するもので、「ZOZOBASE」による物流と合わせて、機会損失の最小化とコストを抑えた倉庫拡張が可能になるとしている。