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大阪城公園近くのNTT西本社跡地に高級ホテル。2025年春開業

大阪城公園近くのNTT西日本本社の移転に伴い、跡地に高規格ホテルや広場などを整備する。ホテルは2025年春の開業を目指す。

NTT西日本とNTTアーバンソリューションズ、NTT都市開発は、NTT西日本本社所在地(大阪市中央区馬場町3番15号)を含む大阪都市計画特定街区「法円坂北特定街区」について、大阪市の都市計画決定を踏まえた基本的な開発内容で合意。街区の開発概要を発表した。

同街区は、 大阪城公園と難波宮跡公園の間に位置し、大阪城・大阪都心部を一望できる立地。NTT西日本の本社移転を契機に、みどり豊かな歩行者空間と加価値の高い高規格ホテルを整備。また、周辺施設への回遊性を向上する。街区全体の面積は13,600m2

街区中央のA敷地には、高さ102m、地上20階/地下3階の高規格ホテルを整備。国際会議やパーティーに利用できる多目的ホールのほか、高層階には大阪城や敷地西側に広がる難波宮跡を眺望できるレストランなどを設置。フルサービスホテルを計画している。

客室数は220室。ホテルブランドや開業日などは、決定次第発表する。2023年2月に着工し、竣工は2025年1月。開業は2025年春を予定している。

西側の史跡指定地は、難波宮跡の遺構を表現した形状の広場として整備・開放。大阪の都心部に残る貴重な歴史遺産である、古代の難波宮を感じられる空間を目指す。

史跡指定地 広場イメージ

東側のB敷地には、大阪城天守閣を正面に臨むオープンスペースを屋上に整備。大阪城公園とつながる北側は、周辺エリアの観光情報の発信を行なうデジタルサイネージやシェアサイクル拠点を設け、周辺観光地への関心を高めていく。

B敷地 屋上オープンスペースイメージ

なお、NTT西日本の新本社ビルは大阪・京橋エリアで建設中で、10月末に竣工予定。2021年1月から運用開始する予定。

移転先の大阪・京橋エリアの新本社敷地は、「NTT WEST i -CAMPUS」と名称を定め、リモートワークを基本とするオフィスレイアウトを計画。新本社ビルに隣接して開設する共創施設においては、ビジネスアイデアの創出・開発・社会実装までを実現できるエコシステムを形成し、大阪・京橋エリアをベンチャーが集う街とし、地域の活性化を図る。

新本社の所在地は、敷地面積は31,008.84m2。新本社ビル(A棟)は地上12階地下1階建。共創施設は地上3階。