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大阪城の隣にヒルトン、2024年開業の大手前一丁目プロジェクト

ヒルトンやテレビ大阪が入居する複合施設「大阪・大手前一丁目プロジェクト」

日本経済新聞社と大和ハウス工業は、複合施設「大阪・大手前一丁目プロジェクト」が着工したと発表した。竣工は2023年12月末、開業は2024年春をそれぞれ予定する。

日本経済新聞社の旧大阪本社跡地に建設する複合施設。情報発信、業務、宿泊などの機能のほか、大阪城公園の玄関口として観光拠点機能の強化も図る。また天満橋駅と大阪城公園を結ぶ歩行者空間も創出する。大阪では2025年に「大阪・関西万博」の開催が予定され、国内外から多くの旅行客を見込む。

施設はテレビ局、ホテル、事務所からなり、具体的には、1~4階にテレビ大阪の新しい本社が、6~20階にはヒルトン運営で関西初のブランド「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」が入居する予定。ヒルトンは全377室で、レストラン、カフェバー、ロビーラウンジ、フィットネス・プール、エグゼクティブラウンジ、宴会・会議室などを備える。

施設は周辺環境との調和にも配慮。外観デザインは「和模様」がコンセプトで、隣接する大阪城の白壁・石垣や市松模様などの日本的な要素を取り入れる。寝屋川沿いには、水辺に桜を配した、大阪城公園に続くテラス空間を設置。多目的広場も整備し一般に開放する。また災害時には、デジタルサイネージで情報発信を行ない、1階エントランスは一時避難スペースとして開放される予定。

施設の所在地は大阪府大阪市中央区大手前1丁目1番1~4。敷地面積は4,372.56m2、建設面積は2,760.16m2、延床面積は38,809.55m2