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Square、小売業に機能特化した「リテールPOSレジ」

Squareは、小売業に特化したPOSレジアプリ「Square リテールPOSレジ」を16日から日本で提供開始した。

Squareは、中小店舗を中心としたキャッシュレス/POSソリューションを展開しているが、Square リテールPOSレジは、「小売業」に特化した機能を備えた新サービス。業種特化のPOSレジサービスはSquareとしては国内初展開となる。フリープランと、有料のプラス、プレミアムの3つの料金プランを用意する。

Square リテールPOSレジ(左)とSquare POSレジ(右)

Square リテールPOSレジは、iPadとiPhoneに対応したPOSアプリ。実店舗とオンラインの売上を集約できるほか、在庫、価格、顧客データなど、小売業に必要な機能を搭載。採用する事業者は、複数店舗や倉庫間の在庫集計、売上の集計など、店舗運営の効率化に役立てられる。

無料でも利用可能(フリープラン)だが、有料の「Square リテール POS レジ プラス」(プラスプラン)も用意し、多くの付加機能を搭載。どの商品が早く売れるかを予測し、在庫切れを防ぐために再注文すべき商品を提案するほか、商品が不足した場合、アプリが自動で注文書を作成し、登録されている取引先へ発注するなど、高度な在庫管理ツールを機能を備えている。

在庫予測
売上サマリー

プラスプランでは、レポート機能も強化し、どの商品が利益をあげているのか、どの取引先が売り上げに貢献しているのかなどのデータ分析が可能。また、従業員のシフト作成や従業員ごとの売上レポートなどを作成できる「Square スタッフ管理 Plus」も組み込まれている。

取引先別売上
タイムカードスタッフ管理

プラスプランの月額利用料金は6,000円。さらに、カスタム対応が可能なプレミアムプランも用意している。

ネットショップ作成できる「Square オンラインビジネス」と併用可能。注文の受け付けから進捗状況を把握し、発送までを一元管理できる。

Squareの決済端末「Square Stand」や「Square Reader」を併用し、さまざまなキャッシュレス決済に対応。売上データをSquare リテールPOSレジで管理できる。また、iPadやiPhoneに付属のカメラでバーコードをスキャンして商品を読み込み、在庫管理や決済につなげることも可能。