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Square、ネットショップを無料で作れる新サービス。実店舗+オンライン
2020年10月15日 14:30
店舗向けの決済サービスを展開するSquareは、ネットショップが無料で作れる「Square オンラインビジネス」を15日から日本で提供開始した。実店舗での決済だけでなく、オンラインでの販売にもSquareを活用できるようになる。
Squareを導入し、店舗での対面販売/決済を行なっている事業者が、簡単にWebサイトを作成し、オンライン販売も対応可能となる。サイトの構築だけでなく、オンラインとオフラインをまたいだ売上管理や在庫管理も行なえる。
海外ではすでに展開済みだが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、中小事業者においても、オンライン販売チャネルの重要性が増している中で、Squareのオンライン対応を強化。Square オンラインビジネスでは、Webサイトやコーディングの知識がなくてもオンライン販売サイトを立ち上げられる。
Instagramとの販売連携や、飲食店にとって便利なテイクアウトの設定などの機能も搭載。テイクアウトの時間を店舗で細かく設定できるほか、注文と同時にオンラインで会計が済むよう設定もできる。
Squareの契約者は、無料プランが利用可能で、費用は決済ごとに決済手数料3.6%だけで、月額利用料や初期費用、解約手数料は不要。売上は最短翌日入金。
より高度な機能が必要な事業者には、3つの有料プランも用意。実店舗でSquare POSレジを利用していれば、ネットショップと実店舗の在庫や売上、入金状況などを、Square上でまとめて管理できる。
また、ウェブサイトが要らない事業者向けに「Square オンラインチェックアウト」も7月から提供している。既存のウェブサイトに決済ボタンを追加したり、SNSにリンクを貼るだけでオンライン販売を可能にするサービス。サイト作成が要らない場合にはこちらを提案していく。
ECプラットフォームは、ShopifyやBASEなどの競合サービスもある。Squareのデイビッド・ルセンコ氏(Head of eCommerce)は、自社サイトのほか、FacebookやInstagramでのオンライン販売機能を追加しやすいことや、フラットな手数料、オフラインとオンラインを融合したサービス展開などをSquare オンラインビジネスの特徴として説明。また、さらに、飲食店などで来店がテーブルで注文できる「セルフオーダー」機能も近日提供予定とした。