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メルカリとファストリ、製品情報の共有や権利侵害品対策で協力

メルカリと、ユニクロやジーユーを運営するファーストリテイリングは、メルカリ上で、ユニクロなどの商品情報や発売情報を事前に共有し、特定商品直後の注意喚起などを行なう新たな取組を開始する。

両社は、メルカリ上で安心・安全に取引できる環境の構築に共同で取り組む「マーケットプレイスの共創に関する覚書」を締結した。

メルカリでは、ユニクロが3年連続で出品・購入ともに最も多く取引をされているブランドになるなど、ファーストリテイリンググループブランドの多くの商品が流通している。今回の協定では、ファーストリテイリングとメルカリが商品情報や発売情報を事前に共有し、特定の新商品発売前後の注意喚起や権利侵害品対策などで連携。両社顧客の混乱を回避し、安全・安心に取引ができる環境の構築を目指す。

本協定により、ファーストリテイリングは、メルカリに対する、特定の新商品発売情報や商品情報、商品画像などの提供や、Webサイト等での注意喚起を実施する。

メルカリは、ファーストリテイリングからの情報提供に基づいて、メルカリアプリ上や公式ブログで、特定の新商品に関する注意喚起を行なう。また、協議で合意した特定の商品について、メルカリの利用規約に違反する出品への削除対応を実施する。

メルカリは1月に、「マーケットプレイスの基本原則」を公開し、転売対策や出品規制、安全なマーケットプレイス運営の方針などをまとめている。ファーストリテイリングは、今後もフリマアプリとの連携を強化していく方針。