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メルカリ、「リコール品プログラム」。リコール発生時に出品/購入者へ通知

メルカリは、利用者へ製品安全情報を迅速に知らせる 「リコール品プログラム」を開始。CtoCサービスとしては初めて、製造・輸入事業者等とのデータ連携により、リコール品の迅速な回収を可能とする。

リコール品プログラムは、製造・輸入事業者等と製品情報をデータ連携することで、リコール発生時にリコール品の出品者および購入者の特定を容易にする取り組み。製造・輸入事業者等が発信するリコール等に関する情報を、当該商品を所有するメルカリ利用者(当該商品の出品者・購入者)に、メルカリアプリ内「お知らせ」で通知する。

所有者を特定して情報を届けることで、回収率が上がり事故防止に繋がるなど、製造・輸入事業者等の製品安全にかかる取り組みに貢献できるとしている。

通知されるのは、製造・輸入事業者等から以下の要請が行なわれた商品の情報。

  • 製造・流通および販売の停止、流通および販売段階からの回収
  • 消費者の保有する製品の交換・改修(点検・修理・部品の交換等)または引き取り
  • 消費者に対するリスクについての適切な情報提供
  • 類似の製品事故等の未然防止のために必要な使用上の注意等の情報提供を含む消費者への注意喚起

メルカリは、経済産業省との連絡会合に参加し、リコール品購入者への注意喚起など、製品安全に関する情報共有や対策を検討してきた。リコール品プログラムのような取り組みは、6月に経済産業省の「インターネット取引における製品安全に関する検討会」で取りまとめられた「インターネット取引における製品安全に関する提言」で、モール運営事業者に期待されるものの1つだという。