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LINEから「ヤフー防災速報」。ヤフー・LINEが連携開始

「Yahoo!防災速報」の情報をLINEにプッシュ配信する

ヤフーとLINEは、「Yahoo!防災速報」の情報を、登録地域に基づきLINEにプッシュ配信する「防災速報」機能を提供する。

両社の経営統合により示されていた防災分野で連携する取り組みのひとつ。Yahoo! JAPANで提供している「Yahoo!防災速報」の情報について、ユーザーが予め登録した地域に災害が発生すると、速報をLINEのトークにプッシュ配信する。ユーザーは、「LINEスマート通知」のLINE公式アカウントを友だちに追加しておくことで、プッシュ配信を受け取れる。

登録地域は、自宅、実家、勤務先といったように国内の3地点を登録可能で、いつでも変更できる。配信される情報は、「避難情報」「地震情報」「津波予報」「土砂災害」「河川洪水」「気象警報」「大雨危険度」「火山情報」「国民保護情報」の9種類で、今後も拡大される予定。

3月31日までの期間限定で、「LINEスマート通知」のLINE公式アカウントを友だちに追加し災害情報を受け取る地域を設定したユーザーに、Yahoo! JAPANとLINEが初めてコラボしたLINEスタンプ「ブラウン&けんさく はじめまして編」が無料でプレゼントされる。

10年の節目、共同企画も展開

東日本大震災から10年目となる今年、両社共同の企画も展開される。大規模地震の発生時にどのように行動すべきか、スマートフォン上で体験しながら事前に確認できる「スマホ避難シミュレーション」が公開される。安全で適切な行動をするとスコアが加算され、シミュレーション終了後に防災スコアとして表示される。

また、Yahoo!検索またはLINEの検索窓で「3.11」と検索すると、一人につき10円が両社から支援団体に寄付される共同のチャリティー企画「検索は、チカラになる。」を実施。ほかにも、震災にまつわる人にフォーカスした記事を紹介する共同企画「知るは、チカラになる。 #あれから私は/#これから私は」では、媒体社の記事に加えて、オリジナル記事や共同企画記事も制作される。

このほか、今回の取り組みを契機として、「Yahoo!ニュース」と「LINE NEWS」がメディアプラットフォームとして連携を開始する。具体的には、「Yahoo!ニュース」に「LINE NEWS」の媒体アカウントを追加し、LINEにも「Yahoo!ニュース オリジナル」LINE公式アカウントを開設、オリジナル記事を相互に配信していく。