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新さっぽろ駅“副都心”開発、春から順次開業。大学・商業・ホテル等

G街区

大和ハウス工業は、「新さっぽろ駅」周辺地区における大規模複合開発プロジェクトの、G街区竣工およびI地区の概要を発表。商業施設・ホテル・医療施設・大学など教育機関・分譲マンションからなるG街区およびI街区が、2021年より順次開業する。

札幌市厚別区の「市営住宅下野幌団地」跡地などにおいて「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」として進められている複合開発。最寄駅はJR千歳線「新札幌駅」および札幌市営地下鉄東西線「新さっぽろ駅」。駅周辺地区は、札幌市の一点集中型の都市構造から、多核心的都市構造へ誘導するための「副都心」として位置付けられている。

G街区は大学などの教育機関、I街区は分譲マンション・ホテル・商業施設・医療施設などで構成。

G街区では4月に、札幌学院大学の経済経営学部、大学院地域社会マネジメント研究科、および滋慶学園 札幌看護医療専門学校が開校する。2022年度には、札幌学院大学 心理学部、大学院臨床心理学科、心理臨床センターが移転し、大学内に設置される社会連携センター、図書館、カフェテリア等は市民に開放された施設として運用される。

(左)札幌学院大学、(右)札幌看護医療専門学校

I街区では、分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」やホテル、商業施設、共用駐車場、4棟の医療施設を建設。隣接する「子育て支援施設」とあわせて、新さっぽろエリアに新しい都市機能を充実させることを目指す。また、JR新札幌駅とI街区の各施設を「アクティブリンク(屋内空中歩廊)」でつなぐほか、公園「アクティブガーデン」や、低炭素で災害に強い街を目指す「エネルギーセンター」を設置する。

I街区 完成イメージ

開院する医療法人は、新さっぽろ脳神経外科病院、新札幌整形外科病院、交雄会メディカル記念塔病院。

I街区のスケジュールは、2021年4月に共用駐車場開業、2022年5月に医療施設竣工、7月開院、2023年5月に分譲マンション竣工、7月入居開始、2023年度にホテル・商業施設開業。

所在地は、G街区が札幌市厚別区厚別中央一条5丁目1番1号、5号、I街区が札幌市厚別区厚別中央一条6丁目493-12他(地番)。開発総敷地面積は約55,700m2(一部借地含む)、取得面積は49,263.08m2。総事業費は約500億円。