JCB、後払い強化へネットプロテクションズと資本提携

JCBは、拡大する「後払い決済」市場における事業連携を目的にネットプロテクションズホールディングスの第三者割当増資を引き受けする。同社に対するJCBの出資比率は10.24%となる。

国内のBNPL(Buy Now, Pay Later＝先に買って後から支払う「後払い決済」)市場は年々拡大しており、足元では約1兆円規模となっている。

ネットプロテクションズHD子会社のネットプロテクションズは、BtoC EC向け後払い決済を軸にサービス展開しており、2019年度には「NP後払い」の年間流通総額2,900億円、年間ユニークユーザー1,450万人以上、サービス開始以来の累計利用件数は2億件に達するなど、ECにおける決済プラットフォームとして成長している。また、法人向けの「NP掛け払い」も企業の掛け売り業務を代行する決済インフラとして展開している。

今回の資本業務提携により、ネットプロテクションズの国内BNPL市場のノウハウやオペレーションと、JCBの加盟店ネットワークや多様な決済ソリューション、サービス運営オペレーションを連携し、「NP後払い」、「NP掛け払い」やBtoC向けカードレス決済「atone」のサービス拡大や品質向上を目指す。