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グランドセイコーに新シリーズ、白樺林など大自然にインスピレーション

グランドセイコー Heritage Collection Series 9(SLGH005)

セイコーウオッチは、「グランドセイコー」の新たなデザインシリーズ「Series 9」を発表した。自動巻ムーブメントを搭載する機械式の腕時計で、価格は104万5,000円。発売は3月6日。

新たなデザインが施され発売される「グランドセイコー Heritage Collection Series 9」(SLGH005)は、1967年に発売したグランドセイコー「44GS」で確立した、3つのデザイン方針と9つのデザイン要素からなる“セイコースタイル”を継承しながら、「光と陰の間」に美を見出す日本の感性を取り込み、視認性や装着性も進化させたというモデル。

ケースはザラツ研磨による歪みのない鏡面と繊細な筋目で仕上げられている。ダイヤルのインデックスには深い溝が入り、存在感を高めたほか、伝統のドルフィン・ハンド(時分針)は力強い対比で識別性を高めている。ブレスレットはホールド感を高め、ケースは重心を低く抑えることで腕馴染みが良くなるよう設計されている。

特徴的なダイヤルは、機械式グランドセイコーの製造拠点「グランドセイコースタジオ 雫石」の近くにある白樺林から着想を得てデザインされたもの。大胆な型打模様と繊細なカラーリングを施し、白樺林の神秘的な光景や自然の力強さを表現した。裏蓋のシースルーバックから見えるムーブメントにも、繊細な模様をあしらった「雫石川仕上げ」が施されている

ムーブメントは、2020年に登場したグランドセイコー専用の機械式ムーブメント「キャリバー9SA5」が搭載される。この次世代のメカニカルハイビートムーブメントは、高効率な「デュアルインパルス脱進機」、2つの動力ぜんまいからなる「ツインバレル」を搭載。毎時36,000振動というハイビートを実現しながら、パワーリザーブは最大約80時間を達成している。さらに独自の水平輪列構造で薄型化も図られている。

ケースはステンレス製。防水性能は日常生活用強化防水(10気圧防水)。ケースサイズは外径40mm(りゅうず含まず)、厚さ11.7mm。ムーブメントの巻き上げ方式は自動巻(手巻つき)。時間精度は、静的精度で平均日差+5~-3秒、携帯時の目安は日差+8 秒~-1秒。石数は47石。

販売は、セイコーフラッグシップサロン、グランドセイコーブティック、グランドセイコーサロンおよびマスターショップ限定となる。