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グランドセイコー、世界最高レベルの耐食性素材を使うレギュラーモデル
2022年9月12日 07:30
セイコーウオッチは、腕時計ブランド「グランドセイコー」の新作として、エバーブリリアントスチールを採用するレギュラーモデル「SLGH013」を10月7日に発売する。機械式の腕時計で、価格は110万円。
耐食性の高いステンレススチール素材「エバーブリリアントスチール」をケース・ブレスレットに採用。グランドセイコーではこれまで限定モデルで採用されてきたが、レギュラーモデルでは初めてとなる。エバーブリリアントスチールは、一般的な高級腕時計に使用されるステンレススチールの1.7倍以上もの耐孔食指数(PREN、PRE)の値を持つ、部分腐食に強い、錆びにくい素材。通常のステンレスよりも白く、美しく輝くのも特徴。
ダイヤルは、製造拠点である「グランドセイコースタジオ 雫石」から望む岩手山にインスピレーションを得たもので、繊細な型打ち模様による陰影と、シルバーに近い淡いブルーの色調で、春の雪解けを表現した。光の角度で表情が幾重にも変化し、白く輝くケースとも調和するとしている。
ムーブメントは機械式の自動巻きで、グランドセイコー専用の機械式ムーブメントであるキャリバー「9SA5」を搭載する。精度は平均日差が+5~-3秒、携帯時の目安は+8~-1秒。高効率なデュアルインパルス脱進機や、2つの動力ぜんまいからなるツインバレルを搭載。36,000振動/時(10振動/秒)の高振動ムーブメントながら、パワーリザーブは約80時間を実現する。独自の水平輪列構造で薄型化も図られている。石数は47石。
ケース・ブレスレットと裏蓋はエバーブリリアントスチール製。風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス。防水性能は日常生活用強化防水(10気圧防水)。裏蓋はサファイアガラスのシースルーバック。大きさはケース径が40mm、厚さが11.7mm。