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セイコー、1959年の初代「アルピニスト」復刻。数量限定

1959 アルピニスト 復刻デザイン SBEN001

セイコーウオッチは、1959年に発売された初代「アルピニスト」のデザインを復刻し、数量限定で販売する。自動巻きの機械式腕時計で、価格は330,000円。発売日は8月6日。1,959本の数量限定販売。

このデザイン復刻モデルをベースに、より現代的なデザインにしたレギュラーモデル3種類も同時に発売する。自動巻きの機械式腕時計で、価格は80,300円~82,500円。

1959 アルピニスト 復刻デザイン

セイコーは1959年、登山やスキーの人気が高まる中で初代アルピニストの「ローレル アルピニスト」を発売。その後もアルピニストシリーズは登山などのアウトドアから日常使いまで幅広いシーンで使えるスポーツウォッチとして人気を博した。アウトドアシーンに応える機能の追求はこのモデルから始まり、1965年に発売した日本初のダイバーズウォッチに受け継がれていったことから、セイコーはアルピニストをすべてのセイコースポーツウォッチの原点と位置づけている。

初代の「ローレル アルピニスト」は、汗から時計を守るために装備された大ぶりのウォッチパッドが特徴的で、気密性の高いスクリューバックを採用。ダイヤルの4つの大きなくさび形のインデックスは、昼夜を問わす高い視認性を実現していた。

1959年発売の初代アルピニスト「ローレル アルピニスト」

デザイン復刻モデル「SBEN001」は、デザインを忠実に再現しながら、大幅なスペックアップも達成している。3時・6時、9時・12時の位置に配されたくさび形インデックスは水平と垂直が明確に判読できるレイアウトで、時分針とインデックスに施されたルミブライト(夜光塗料)で高い視認性を実現している。

オリジナルではドーム型ガラスだった風防はボックス型のサファイアクリスタルガラスになり、内面に無反射コーティングを施して見やすさを向上させている。オリジナル同様にウォッチパッドも装備しているほか、防水性能は10気圧防水にアップしている。

ムーブメントはセイコーの現行製品で最も薄い自動巻きキャリバー「6L35」を採用し、厚みは手巻きだったオリジナルから1mmの増加にとどめている。精度は平均日差+15秒~-10秒と、機械式として高精度を誇る。

ケースはステンレススチールで、ストラップはカーフレザー。ケースサイズは外径36.6mm(りゅうず含まず)、厚さは11.1mm。ムーブメントは自動巻きの機械式キャリバー「6L35」で、手巻き付き。パワーリザーブは約45時間。精度は平均日差+15秒~-10秒。振動数は28,800振動/時で、石数は26石。

1959 アルピニスト 現代デザイン

1959 アルピニスト 現代デザイン

レギュラーモデルは、初代アルピニストの特徴である大きなくさび形インデックスのデザインやレイアウトを継承しながら、モダンでクラシックなテイストに仕上げた。ケースはすっきりとした造形に鏡面仕上げが施され、ケースサイズは現代的な38mmを選択。時分針とインデックスにはルミブライト(夜光塗料)が塗布され、防水性能は20気圧防水と、本格スポーツウォッチのスペックを実現した。

ムーブメントは自動巻きキャリバー「6R35」で、パワーリザーブは約70時間と長いため、週末に着用しなくても翌月曜日にそのまま使用できる。

バリエーションは、ダイヤルがホワイトでメタルブレスレットの「SBDC145」、ダイヤルがブラックでメタルブレスレットの「SBDC147」、ダイヤルがグリーンでホースレザーストラップの「SBDC149」の3種類。

ケースはステンレススチール。ケースサイズは外径38mm(りゅうず含まず)、厚さは12.9mm。ムーブメントは自動巻きの機械式キャリバー「6R35」で、手巻き付き。パワーリザーブは約70時間。精度は平均日差+25秒~-15秒。振動数は21,600振動/時で、石数は24石。

左からダイヤルがホワイトでメタルブレスレットの「SBDC145」、ダイヤルがブラックでメタルブレスレットの「SBDC147」、ダイヤルがグリーンでホースレザーストラップの「SBDC149」