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ソニー、アプリ内でロボットを動かせる「VIRTUAL KOOV」

ソニー・グローバルエデュケーションは、アプリ上の3D空間でロボット・プログラミングが学習できるサービス「VIRTUAL KOOV」を4月から開始する。ロボット・プログラミング学習キット「KOOV」の法人向けサービス「KOOV for Enterprise」の利用者向け。Windows、Mac、iPadに対応する。

KOOVは、ブロックを組み合わせて「かたち」をつくり、プログラミングによって動きを与えることで、遊びながら学べるロボット・プログラミングキット。

VIRTUAL KOOVは、物理演算シミュレーターによって摩擦や重力の概念を再現した現実に近いVR空間内でロボットを動かすことができるもの。かたち作りからプログラミング、実際の動作までをアプリケーション内で完結する。物理的な場所や機材など学習環境の制約なく、オンライン教育にも活用できる。今後、国際的なロボットコンテスト「KOOV Challenge」の開催やオンライン経由での作品共有機能を通じ、ユーザー同士の学び合いもサポートする。

専用アプリで「ビジュアルプログラミング」を利用しながら操作でき、「Scratch」や「MakeCode」など他のビジュアルプログラミング環境からもスムーズにステップアップできる。

専用のデジタル教材も合わせて提供。バーチャル空間の特徴とゲーミフィケーションの要素を組み合わせた課題解決型の教材で、楽しみながらプログラミング的思考を育成できる。

情報通信ネットワークや人工知能(AI)など、体験的な学習が難しいとされる領域への対応も予定。バーチャル空間で様々な実験を行なうことで、段階的にロボット・プログラミングからコンピューターサイエンスまでを学べるようにする。