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“水都大阪”の新ランドマーク「(仮称)大阪三菱ビル建替え計画」

三菱地所、三菱商事都市開発、積水ハウス、三菱UFJリースの4社は、「(仮称)大阪三菱ビル建替え計画」を大阪市北区堂島浜一丁目で推進する。2020年4月に都市計画決定を受け、新築工事着工は2021年10月、竣工は2024年4月を予定。

長らく地域のシンボルであった「大阪三菱ビル」を、周辺の水辺空間と一体となった水都大阪の新たなランドマークとして、地上32階、延床面積約66,000m2のオフィス・ホテル主体の複合ビルに建て替える。ホテルゾーンには、「唯一無二の4つ星ホテル」を掲げるカンデオ・ホスピタリティ・マネジメントのフラッグシップホテルが出店する。

大阪市内を南北に貫く御堂筋と堂島川が交差する視認性に優れた地に、水都のにぎわいを「むすぶ」をテーマとし、オフィスとホテルが有機的、機能的に折り重なった複合ビル。2025年開催の関西・大阪万博に向け、大阪の国際競争力強化に貢献する。

外装デザインはガラスファサードによる軽やかなデザイン。中間階(16階)に大阪の街並みが一望できる「(仮称)御堂筋プレゼンテーションギャラリー」を設置し、計画地南側には水都大阪の新たな水辺拠点となる観光船着き場の整備を含む堂島公園の再整備を実施する。

オフィスは3階から15階。総貸室面積約22,700m2、基準階面積約1,760m2の高規格オフィスを整備する。1、2階の低層部には店舗に加え、保育施設や健康増進施設、運動支援施設を整備。16階の眺望テラス空間や再整備予定の堂島公園により、働くだけの場所ではなく、都市型のライフスタイルを支援する付加価値の高い環境を提供する。

ホテルは、カンデオホテルズのフラッグシップホテルが出店。客室は18階から31階で、客室数は548室。最上階となる31階のルーフトップには、スカイスパ(露天風呂)を設置し、南側に広がる大阪市内の夜景を一望できる。

敷地面積は3,571.88m2。延床面積は66,000m2。階数は地上32階、地下2階、塔屋1階。構造はS造、地下一部SRC造。