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メルカリ、郵便ポストで商品を送れる「ゆうパケットポスト」。利用料200円

メルカリと日本郵便は、「メルカリ」で取引した商品を郵便ポストから送れる非対面型配送サービス「ゆうパケットポスト」を11月4日から開始する。配送サービス利用料は200円(税込)で、2021年4月末までは20ポイント付与するため、実質180円(税込)となる。

日本郵便が配送するサービス「ゆうゆうメルカリ便」の新サービス。専用箱で梱包し、箱の2次元コードをメルカリアプリで読み取り、ポストに投函するだけで発送が完了する。ゆうパケットポスト専用箱は1つ65円(税込)で、郵便局、ローソン、セリアで販売する。

郵便局の営業時間を問わず、ポストに投函するだけで、伝票記入も不要でメルカリの商品を送れるようになる。また、これまでのゆうゆうメルカリ便は、コンビニや郵便局など4万カ所で対応していたが、さらに15万カ所のポストから発送可能になる。

これにより、利用者の負荷低減を図るほか、郵便局やコンビニエンスストアなどにおける商品発送時のオペレーション負荷を軽減。また、「新しい生活様式」での非対面での発送・受け取りのニーズも高まりに対応する。

ゆうパケットポスト専用箱のサイズは32.7×22.8×3cm。重さは2kgまで。販売場所は、全国の郵便局、ローソン、セリアとメルカリストアで、順次拡大予定。

価格は郵便局・ローソンが65円/枚(税込、以下同)、セリアが110円/2枚、メルカリストアが300円/5枚。ゆうゆうメルカリ便における配送サービス利用料は、200円(税込)。

メルカリと日本郵便は、2017年から「ゆうパケットプラス」を展開してきた。近年、通販や個人間が増えて小口配送ニーズが増加したことと、「新しい生活様式」により、非対面型の配送サービスが求められていることから、「ゆうパケットポスト」をスタートする。「専用箱で梱包し、ポストにポン」(メルカリジャパン 田面木宏尚CEO)をアピールしていく。

メルカリでは、発送場所が増えること、伝票が不要、並ぶ手間を削減できる、などにより利用者体験の改善。また、ポストで投函できるという簡単さを訴求し、新たな顧客獲得を目指す。日本郵便は窓口混雑の緩和や窓口負荷の低減を見込む。1年間の配送件数目標は1,000万個。

日本郵便 諫山親副社長(左)、メルカリジャパン 田面木宏尚CEO(右)