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グランドセイコー、世界初の機構を搭載した機械式時計「T0」

セイコーウオッチは、グランドセイコーブランドから、世界初の機構を搭載する、機械式時計のコンセプトモデル「T0 コンスタントフォース・トゥールビヨン」を発表。グランドセイコースタジオ 雫石で展示する予定(非売品)。

高度な設計と製造技術が要求される複雑機構である、「コンスタントフォース」と「トゥールビヨン」を同軸に一体化。商品化にとらわれない自由な発想で複雑機構を生み出すことをコンセプトとし、機械式時計として更なる高精度化を追求。同社史上最高レベルの時間精度を実現した。

コンスタントフォースは、動力ぜんまいの巻き上げ量(ぜんまいのトルクの大小)にかかわらず、機械式時計の精度を司る「てんぷ」に、一定したエネルギーを届ける機構。トゥールビヨンは、「てんぷ」と周辺の部品を一定の速度で回転させることで、重力によって生じる精度誤差を取り消す機構。

グランドセイコースタジオ 雫石の展示では、連続して回転するトゥールビヨンに、コンスタントフォースの断続的な回転が追随する、ユニークな動きを見ることができ、2つの機構が刻む音が16ビートのハーモニーを奏でる様子を体感できるという。

なお、展示は完全予約制だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当面は公開を見合わせる。