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主要8空港周辺でのドローン・ラジコン飛行が一切禁止に

国土交通省は、成田や羽田、関空など、主要8空港周辺でのドローン等小型無人機の飛行について、重さや大きさにかかわらず禁止となることを発表した。7月22日施行予定。

対象となる空港は、新千歳空港、成田国際空港、東京国際空港(羽田空港)、中部国際空港、関西国際空港、大阪国際空港(伊丹空港)、福岡空港、那覇空港。飛行禁止場所は、対象施設の敷地・区域の上空(レッド・ゾーン)、および周囲おおむね300mの上空(イエロー・ゾーン)。

飛行禁止の対象となるのは、ドローン、ラジコン飛行機等の小型無人機、および気球、パラグライダー等の特定航空用機器。罰則は1年以下の懲役又は50万円以下の罰金。

改正小型無人機等飛行禁止法に基づき対象空港を指定したもの。2019年に関西国際空港周辺で、小型無人機らしき物体の目撃情報があったことから、滑走路が利用できなくなる事案が連続で3回発生。これを受け、空港における小型無人機等の飛行による危険の防止対策を強化するため、小型無人機等飛行禁止法が改正された。

改正により、国土交通大臣が空港を指定し、対象空港周辺での小型無人機やパラグライダー等の飛行を禁止することが可能となり、8空港を対象空港として指定した。

なお、小型無人機等飛行禁止法とは別に、航空法により、空港等の周辺や人口集中地区の上空等の空域では、重量200g以上の無人航空機の飛行は原則として禁止となっている。