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JapanTaxiタブレットで音声通訳。訪日客と乗務員の会話をサポート

JapanTaxiとソースネクストは、音声通訳機能「JapanTaxi Translator by POCKETALK」の実証実験を、京都市を営業エリアとする東京・日本交通 京都営業所のタクシー65台で7月29日より実施する。

乗客側の表示

JapanTaxi Translator by POCKETALKは、JapanTaxiとソースネクストの業務提携により開発。ソースネクストのAI通訳機「POCKETALK W」の翻訳機能をSDK化し「JapanTaxiタブレット」に搭載したもので、音声通訳を行ない、翻訳文を乗客側と乗務員側両方のタブレットそれぞれに表示し、読み上げる。

乗務員側の表示

JapanTaxiタブレットでは、日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語の多言語表示や、アジアの訪日客が多く使用する決済サービス「Alipay」「WeChat Pay」での決済に対応している。今回、より細やかにコミュニケーションをサポートするため、インバウンド需要の高い京都市で、JapanTaxi Translator by POCKETALKの実証実験を実施。

対応するタクシーは、東京・日本交通 京都営業所のJapanTaxiタブレットを搭載したタクシー65台。対応言語は英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語。乗客がタブレット上でJapanTaxi Translator by POCKETALKを起動し、言語を選択。付属のマイクに向かって話すと、乗務員側のタブレットに日本語が表示され、音声が流れる。乗務員から日本語で返答すると、乗客側のタブレットに外国語が表示され、音声が流れる。

両社は実験の結果を踏まえ、JapanTaxi Translator by POCKETALKの全国展開や対応言語の拡大などを図り、タクシー乗務員のインバウンド対応をサポートする。