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新元号は「令和」(れいわ)。5月1日から

新元号を発表する菅官房長官(内閣広報室のライブ中継から)

新元号が「令和」(れいわ)に決定した。菅官房長官が内閣官房長官会見で公表した。4月30日までで平成が終わり、5月1日から令和となる。

令和の由来は、万葉集から。「初春の令月にして気淑(よ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き 蘭(らん)は珮後(はいご)の香を薫(かおら)す」との文言から引用したもの。

安倍総理は、「ひとびとが美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。という意味が込められている。万葉集は、1,200年前の最古の歌集であり、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人や農民まで幅広いひとが読んだ詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書である。悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、『令和』に決定した。文化を育み、自然の美しさを愛でることができる平和の日々に心から感謝をいだき、希望に満ち溢れた新しい時代を国民の皆様とともに切り開いていく。その決意を新たにしている」と説明した。

談話を発表する安倍総理(内閣広報室のライブ中継から)