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ローソン、買い物困難者向け移動販売。地域団体や行政と連携

ローソンは、上笹下連合自治町内会、横浜市磯子区役所、磯子区社会福祉協議会、上笹下地域ケアプラザと連携し、「ローソン栗木一丁目店」(横浜市磯子区)を拠点とした移動販売を25日より毎週金曜日に同区上笹下地区内の6カ所を回るルートで本格的にスタートする。

移動販売先では上笹下地域ケアプラザが派遣するボランティアが立ち会い、買い物に来た高齢者のサポート等を行なう。

高齢化が進んだ上笹下地区は、都市部にありながらも坂道が多く、スーパーなども少なく、買い物が困難であるという長年の課題があった。2018年1月に上笹下連合自治町内会と磯子区役所からローソンに対して移動販売の打診があり、10月26日から「ローソン栗木一丁目店」が地域を巡回する移動販売の試験稼働が行なわれた。

試験稼働では、野菜や惣菜類・日用品の他に弁当、サンドイッチ、アイスなどを買い求める利用者が多いという結果が出た。また、同居していない家族が土日に1週間分の買い物をする高齢者などは、木、金曜日に食品のストックが切れることなどもわかった。この結果は、今回の本格始動に活かされているという。

ローソンの移動販売は2012年に開始し、現在33都道府県で118台の車両での移動販売を行なっている。上笹下地区は、神奈川県内では3カ所目、横浜市内では2カ所目となる。地域団体や行政と連携して一般地区を回る移動販売は横浜市内では今回が初。