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セブンイレブンの「エコバッグになるハンカチ」を買った

セブン-イレブンが、ハンカチとしてもエコバッグとしても使える「エコバッグになるハンカチ」を、1月21日に東京都内の店舗で発売した。さっそく買ってきたので、生地感やサイズ感などをレポートする。

発売したのは、持ち手穴あきタイプ(500円)と、持ち手テープタイプ(580円)。広げた時のサイズは、穴あきタイプが約360×240mm、テープタイプが約450×350mmと差があるが、包装されている通りの折り畳み方で、ほとんど差はなく、むしろテープタイプが小さく収まる。もちろんどちらもポケットに入るサイズだ。

左が持ち手穴あきタイプ、右が持ち手テープタイプ

本当にこんな小さなものがエコバッグとして使えるのかと思いつつ広げてみると、案外容量はあり、日々のちょっとした買い物であれば使えそうだ。ただ、マチがないこともあり、週末のまとめ買いなど大量の買い物をするには物足りないように思える。少なくとも、トートタイプのエコバッグよりは小さい。

真ん中は500mlのペットボトル

持ち方はというと、いずれも肩掛けを想定したものではなく、手持ちで使う仕様のようだ。穴あきタイプはその名の通り、袋の上部に持ち手の穴が開いている。テープタイプは、袋上部の内側にテープが装備されており、これを引っ張ると巾着袋のようになる。

持ち手穴あきタイプ
持ち手テープタイプ

本体の素材はともに綿100%。テープタイプのテープ部分のみポリエステル。生地感は薄手の、いわゆる一般的なハンカチに近い。

左上がタオルハンカチ、左下が一般的なハンカチ、右上下がエコバッグになるハンカチ

裏地を確認してみると、特に加工が施されている様子はない。

裏地

それでは吸水性はどうなのか、ハンカチとしての有用性を見てみよう。小皿にペットボトルのキャップ1杯分の水を入れ、これを穴あきタイプで拭き取ってみると、難なくきれいに吸水できた。なお、購入後そのままの状態で、洗濯はしていない。

ペットボトルのキャップ1杯分の水を吸水

ここではたと問題に気が付く。ハンカチとして使用した後エコバッグとして使用すると、中に入れたものが濡れてしまうのではないか。

吸水後のエコバッグになるハンカチ

ということで紙を入れてみると、案の定シナシナになってしまった。

これではエコバッグとして使えないではないか、なんてことを言うつもりはない。人それぞれエコバッグを使うシーンは異なるかもしれないが、個人的にはエコバッグを使う買い物はパッケージされた飲食料品や洗剤などの日用品などが中心なので、多少濡れても問題がないのだ。

今回は派手に濡らしているので、ここまで中身に影響が出ることは実使用では少ないとは思うが、本や雑誌、紙パックの商品など、紙製品を入れる際には注意が必要だろう。

これをハンカチとして常用すれば、いざというときに役立つことは間違いない。ただし、エコバッグにした途端、ハンカチを失ってしまうのが欠点。昼時のコンビニでの買い物など、すぐに袋が不要になるシーンや、仕事帰りの家の近所での買い物などでエコバッグに変身させ、SDGsに貢献するというのがメインの使い方になりそうだ。

ちなみに耐荷重は、穴あきタイプが約1.0kg、テープタイプが約4.0kg。買い物のときに何kg買ったかを気にする人は少ないとは思うが、重いものを入れるときは注意しよう。