いつモノコト
ガジェット感覚が楽しい iPad miniより小さくなるキーボードをポチる
2025年8月11日 09:30
基本的にMacとiPhoneだけあればいい。
そう信じていても、新しモノには目移りする日々です。久々にiPad mini(A17 Pro。Wi-Fi+Cellular)を購入してからというもの、星の数ほどあるサードパーティのアクセサリー選びが楽しいことに気付いてしまいました。デジタルデバイスの使い心地はアクセサリーで決まるのです。
「iPhone以上、Mac未満」のスキマを埋めたい
まず購入したのはOmikamoの折りたたみ式Bluetoothキーボードです。決め手は3つです。
- 折りたたむとiPad miniよりフットプリントが小さくなります
- Macの日本語JISキーボードに近い配列です
- ガジェット感覚で買える価格(5,000円台)です
このキーボードは、折りたたんだ状態だとiPad miniよりフットプリントが小さいです。そのため、持ち歩き時にバッグのサイズを変える必要がありません。
筆者はライターなので、仕事先での打ち合わせだったり、取材先で簡単にメモを取りたいときに使えます。膝の上で使うなら一体型のMacBook Proのほうがラクなため、机に座って作業できるとわかって、簡単な作業のシーンの場合はiPad mini+キーボードを持ち出します。そもそも座れない場所ならiPhoneに両手でフリック入力します。
iPadのソフトウェアキーボードにも慣れていきたいけれど、現時点では手元にiPad miniしかなかったら、諦めて文字入力にはiPhoneを使うぐらいの感覚です。
キー配列はどうでしょうか。リターンキーが縦2段になっていたり、「かな」「英数」キーがあったり、Macの日本語JISキーボードに近いです。そしてアルファベット部分はキーピッチがしっかり確保されています。右側のカギカッコぐらいになると少し狭いです。
細かい部分を見ると、使用中に引っかかる部分はあります。まずは「半角/英数」キーです。数字キーの段は一番左が「1」だと思っているので、手を左上に持っていって「1」を打とうとするとミスをします。本製品はWindowsとAndroidを含む最大3台を切り換えて使える製品ですから、折り合いを付けるために仕方のない部分でしょう。
また、Cmdキーと左手親指で押しながら人差し指でAやZのショートカットキーを押そうとすると、位置関係が自分のクセとずれてしまいます。ただこれも、走り書きのメモでキーボードショートカットを使う機会がなく、実際はあまり気にしていません。
ちなみに筆者はMacでATOKを使っていますが、iPad+ハードウェアキーボードだとATOKは使えません。そこでiPadOSの「ライブ変換」をオンにして、入力中は変換操作を一切しないことで割り切っています。iPad miniでメモして、あとでMacBook Proで清書するのです。
そしてタッチパッドも搭載されています。こうしたキーボードにはテンキー搭載のモデルもありますが、筆者は普段からテンキーを使わないのでタッチパッドのほうがメリットに感じました。
iPad miniに本製品をペアリングしたら、タッチパッドもそのまま動作しました。MacBook Proの内蔵トラックパッドに比べればラグが感じられますし、2本指スクロールが指に追従する感覚も薄めです。それでも、机から腕を持ち上げてiPad miniの画面をタップすることを考えたらラクです。
ちなみにiPhoneだと、タッチパッドはAssistiveTouchの一機能として動作するので、タッチパッド不使用時にもAssistiveTouchの「◎」が画面に常駐することになります。キーボードだけでなくタッチパッドも使いたければ、現状ではiPhoneユーザーよりiPadユーザーにおすすめです。
お気に入りのiPad miniケースも紹介
今回、iPad miniにはY字折りたたみ式のケースも付けています。いわゆる"風呂蓋"と呼ばれるケースの発展型で、折り目を増やすだけで横向きだけでなく縦向きにも立てられるようになっています。
購入価格は4,000円台です。ある意味、このケースの存在がiPad miniの購入を後押ししたとも言えます。
iPad miniは側面にApple Pencil Proをマグネットで保持&充電できる仕組みがありますが、その状態でApple Pencil Proを落とさないようなホルダーも備わっています。
純正品にないガジェット感を楽しむ
アップル製品は、自社の美意識にかなった存在意義なりクオリティに達しなければ製品化されないイメージがあります。しかしデジタルデバイスには「これを使ったら、ちょっと楽しい&便利かもしれない」というワクワク感も欲しいです。アップル製品を使いつつ、そのガジェット心を満たしてくれるのが、こうしたサードパーティ製のアクセサリーです。最小の追加コスト(値段と重さ)でどれだけ快適に使えるか?というのを研究すること自体が楽しめます。
繰り返しになりますが、迷ったら使い慣れたMacBook Proを持ち出すのがベストなのです。たまに気分を変えるべく小さいバッグで出かけたいとか、ちょっとラクをしたい時に使うものとしては、iPad mini+キーボードは十二分にありがたい存在です。なにせ、それぞれ5,000円前後で買えるのですから。今後も面白そうなアクセサリーを見つけたら冒険していきたいです。


















