いつモノコト

セルフレジでお酒が買える。「グリーンローソン」の無人決済が便利

グリーンローソン

11月28日、ローソンの実験的な店舗である「グリーンローソン」の第1号店が東京都豊島区の北大塚にオープンしました。

アバターを使ったバーチャル接客や徹底したサステナブルへの取り組みなど見所の多いグリーンローソンですが、筆者が一番注目したのはセルフレジの強化。中でもこれまでセルフレジでは取り扱いの対象外だったお酒もセルフレジで購入できると知り、実際に店舗を訪れてさまざまな注文方法を試してみました。

お酒・タバコのセルフ購入は運転免許証が必須。コーヒーもセルフで

グリーンローソンにはセルフレジのほか、レジを使わずスマートフォンだけで買い物できる「ローソンスマホレジ」、店内厨房で作るできたてのお弁当を注文できるモバイルオーダーの3種類があります。

セルフレジ自体は、一般的なローソンの店頭に設置されているレジと同じなので、ローソンのセルフレジを使ったことがある人であればそこまで操作は迷わないでしょう。

グリーンローソンの新機軸となっているのが、「お酒」と「タバコ」を購入できることです。買い物の中にお酒とタバコが含まれている場合、商品の読み取りを終えて購入するタイミングで年齢確認画面が表示され、店員による確認か、運転免許証の提示を選択できます。

店内のセルフレジ端末
画面は一般的なローソンのセルフレジと同じ
ビールもセルフレジで購入できる
年齢確認は店員か運転免許証かの2通り

運転免許証を選択した場合は、レジに備え付けられている専用の読み取り機に正しい向きで免許証を挿入します。読み取りが正常に動作すると買い物画面が先に進み、ポイントを登録するかどうかの画面がレジ端末に表示されます。あまりに何事も無かったかのように進むのに面食らってしまったので、ここは「正常に読み取りが完了しました」などのお知らせが欲しいと感じました。

備え付けの読み取り機に免許証を挿入
読み取り機

また、グリーンローソンではマチカフェのコーヒーやカフェラテといったドリンクもセルフレジで購入できます。こちらはレジに置かれているバーコードを自分で読み取り、該当のコップを選ぶという仕組みで、普段マチカフェでカフェラテを買うことが多い筆者としては一般のローソンにも導入して欲しいと強く思いました。

マチカフェもセルフレジで注文できる
バーコードで購入後の流れは一般的なマチカフェと同じ

スマホレジ。ただしお酒とタバコ、ポイントは対象外

グリーンローソンでは、「ローソンスマホレジ」にも対応しています。すでに都内を中心に一部の店舗で導入されていますが、ローソンのスマホアプリで商品のバーコードを読み取り、支払いもスマートフォンで行なうことで、レジに行くことなく買い物を完結できる仕組みです。ローソンアプリの最新版をインストールするとトップ画面の右下に「スマホレジ」というボタンが表示されており、ここからスマホレジの機能を起動できます。

スマートフォンアプリのトップ画面に「スマホレジ」ボタン

アプリ起動後は位置情報か店舗のQRコードを読み取ることで該当の店舗を決定した後で、アプリのバーコードリーダー機能で商品のバーコードを読み取り、最後にスマホアプリで決済するという流れ。決済はApple Pay、楽天Pay、LINE Pay、クレジットカード各種に対応しており、楽天PayやLINE Payはすでにスマートフォンに設定しているアプリに連携して決済を終えることができました。

商品のバーコードをアプリで読み取る
支払いは楽天Pay、LINE Pay、クレジットカードに対応

最大の特徴は「レジに行かずに買い物できる」ことです。ただし、こちらはお酒やタバコを買うことができません。また、商品購入時のポイントやクーポン、キャッシュバックキャンペーンなども適用の対象外となります。ローソンのWebサイトによるとローソンスマホレジ独自のポイント付与キャンペーンが実施される場合があり、その際はローソンIDに連携したポイントが貯まる仕組みになっているようです。

スマホレジではお酒を購入できない

できたてのお弁当を注文「モバイルオーダー」

モバイルオーダーは、厨房近くに掲示されているQRコードから専用のオーダーページを表示し、好きなお弁当できる仕組みです。スマホレジとは異なりブラウザで操作するため、専用アプリは不要です。なお、決済はクレジットカードとApple Pay、Google Pay、PayPay、LINE Pay、PayPalに対応しています。楽天ペイは非対応です。

モバイルオーダーのトップページ
オーダーページ
注文内容の確認画面
多彩な決済方法に対応

注文するとSMSで注文の内容が届くと同時に、店内のモニターに注文状況が表示されます。お弁当ができあがるとモニターに表示されるとともに、SMSにも通知が来るので、モニターの側でずっと待機している必要はありません。注文したお弁当にもよると思いますが、筆者が注文したスンドゥブはできあがりまでに8分ほどかかったので、まずはモバイルオーダーでお弁当を注文している間に飲み物など他の買い物を済ませる、という流れがよさそうです。

注文の状況がSMSで届く
店内モニターで調理状況を確認
実際に購入したスンドゥブは本格的で美味しい

なお、グリーンローソンではレジ袋が一切置いていないため、お弁当の持ち帰り方法は自分で用意する必要があります。また、当面は割り箸やスプーンといったカトラリーの提供は「2023年1月9日まで」の限定となっており、それ以降は自分でカトラリーを用意する必要があります。また、イートインスペースもグリーンローソン店内にはありません。

無人決済で買い物を完結できる自由度の高さが魅力

筆者は日頃ローソンに行くことも多く、セルフレジも積極的に使っていたのですが、お酒やカフェラテを買う時は有人レジを使う必要があり、セルフレジ好きとしては面倒に思っていました。グリーンローソンはお酒もコーヒーもセルフレジで買えますし、スマートフォンだけでの購入も可能という選択肢の広さが非常に魅力的です。

一方で、レジ袋やカトラリーの撤廃は、サステナブルへの取り組みは理解するものの、買い物する立場にとっては少し負担とも感じます。マイバックを持っていない場合もありますし、カトラリーを持っていない/洗っていないという時に、有料で良いので提供してほしいケースもあるかなと思います。

セルフレジの取り組みとしては非常に魅力的で、特にマチカフェのセルフレジ対応はバーコードを置くだけで済むので、ぜひ一般のローソンでも提供して欲しいサービスです。

甲斐祐樹

Impress Watch記者から現在はフリーライターに。Watch時代にネットワーク関連を担当していたこともあり、動画配信サービスやスマートスピーカーなどが興味分野。個人ブログは「カイ士伝