いつモノコト

家賃の振込手数料を無料にしたい。「住信SBIネット銀行」を活用

ちょうど1年ほど前、今まで住んでいた家が手狭になってきたこともあって人生何度目かの引越しをしました。

新居自体は下見に下見を重ねたこともあってとても満足していたのですが、小さいながらも悩みどころだったのが家賃の支払い方法。今まで住んでいたところは口座引き落しが可能でしたが、新居の家賃は引落しではなく振込。しかも振込先が信用金庫のため、小さい額ながらも毎月振込手数料が発生してしまうのです。

不動産会社からは同じ信用金庫で口座を開設すれば振込手数料は無料になる、との説明を受けたのですが、そのためだけに口座を開設して毎月入金するのは面倒ですし、手間を省いて振り込むのだとすると、結局手数料が発生してしまいます。

他行宛ての振込手数料が月1回無料

振込手数料は数百円程度ではあるものの、毎月必ず発生することを考えると年間では数千円になるため、なんとかこの手数料を抑える方法は無いのか……。いろいろ調べた結果、見つけたのが住信SBIネット銀行でした。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行を使う理由は「スマプロランク」というシステムにあります。銀行口座の利用状況によって振込手数料やATM利用料が優遇される、という仕組み自体は多くの銀行で提供されていいますが、住信SBIネット銀行の特徴はランクが低くても優遇されること。

具体的には、一番低いランク1でも、口座を持っているだけで他行宛ての振込手数料が月1回まで無料なのです。

スマプロランクは一番下のランク1でも他行への振込手数料が月1回まで無料

この優遇措置と組み合わせて便利に使えるのが、「定額自動入金サービス」と「定額自動振込サービス」という2つの自動サービス。定額自動入金サービスは、指定した口座から毎月自動的にお金を引き出して住信SBIネット銀行に入金。定額自動振込サービスは、指定した日に指定した口座へ振り込んでくれます。

家賃相当額を自動入金・自動振込

手順としては、住信SBIネット銀行の口座を開設し、自分のメイン口座から定額自動入金で家賃相当の金額を住信SBIネット銀行へ入金する設定を行ないます。そして入金された金額を今度は定額自動振込サービスで不動産会社の口座へ振り込むことで、手数料を支払うことなく毎月自動的に家賃を振り込む仕組みが完成しました。

自分の口座から指定金額を自動で引き出して住信SBIネット銀行の口座に入金
入金された金額を月1回の無料枠を使って家賃の口座へ振込

なお、自動入金は毎月5日または27日のどちらかで引落しを設定し、原則として引落日の4営業日後に住信FBIネット銀行の口座へ入金されます。筆者の場合、家賃支払いは月末なので、余裕を持って月初めの5日に自動入金を設定、月末のタイミングで自動で振り込むように設定しました。

面倒な口座開設もPCで完結するため手軽

手数料がかからないのはいいけど、「わざわざ口座を作るのは面倒」という人も多いでしょう。筆者もそれが最大のハードルだったのですが、実際にやってみると住信SBIネット銀行の口座開設手続きは簡単でした。免許証などの顔写真付き本人確認書類があればスマートフォンで本人確認できる「スマホで本人確認」というサービスが用意されており、インターネットだけで手続きを完結できます。

スマートフォンで本人確認できる「スマホで本人確認」

本人確認書類は、免許証の場合はスマートフォンで撮影して送信。マイナンバーカードやパスポートなどを使う場合は、後日カードを郵便で受け取る際に該当の書類を提示して確認する、という手続きになります。スマートフォンで完結する免許証のほうが楽ですが、個人情報をデータで送りたくない、という場合は郵便受取時の確認がいいでしょう。

振込手数料を大幅削減。コンビニATMの手数料も無料

口座振込は、手数料自体は少額ながら毎月必ず発生するため、長期間で見ると数千円、数万円近い金額にまで積み上がりますが、住信SBIネット銀行を使えばそれがタダになります。通算して考えると、キャッシュレス決済のキャンペーンで付与されるポイントよりも金額的には効果があるかもしれません。

Web申し込みも手軽でUIもわかりやすく、開設にさほど苦労はありませんでした。また、自分が使っている銀行に自動振込の機能がなく、毎月手動で振り込んでいる人も、住信SBIネット銀行を使えば、追加料金の必要なく自動振込の機能を利用できるようになります。

なお、今回紹介したランク1は、コンビニやスーパーのATMでの出金が月2回まで無料です。30万以上の預金残高で適用されるランク2になると、ATMの出金は月5回、他行宛ての振込も月3回まで無料のため、家賃振込以外でも、コンビニATM出金のために活用するといった使い方も便利です。

甲斐祐樹

Impress Watch記者から現在はフリーライターに。Watch時代にネットワーク関連を担当していたこともあり、動画配信サービスやスマートスピーカーなどが興味分野。個人ブログは「カイ士伝