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Copilotを本当に使いこなすための3ステップ活用術

10月14日をもってWindows 10の延長サポートが終了しました。このタイミングに合わせて、新しいパソコンに買い替えたり、OSをWindows 11へアップグレードしたりした方も多いのではないでしょうか。

そんなみなさんがWindows 11で出会うのが、タスクバーに標準搭載されたAIアシスタント「Copilot」です。「Copilotってなに?」「便利そうだけど、何から始めればいいの?」「どう使えば仕事が楽になるの?」――そんな疑問を持つあなたにぴったりな活用術をご紹介します。(インプレス 吉田真奈)

活用術(1) まずは基本! 面倒なメール作成の時間が、驚くほど短縮できる

急ぎではないけれどていねいに返信がしたいメール。「〇〇の件、承知しました」といった要点と、「ていねいな文体で」、と指示するだけで下書きが一瞬で完成。定型文を探したり、言葉遣いに悩んだりする時間がなくなります。

文体を指定して、社内向けやプライベート用のメール作成などもお願いできる

活用術(2) Copilotに「相談の仕方」から相談する

「課題解決のためにCopilotに相談をしたい。」でも何を相談したら解決するのかもわからない――。そんなときは、Copilotに、何をどのように相談するか、「相談のための相談」をしてみましょう。課題を解決するためのアドバイスにつながる情報について、Copilotから逆質問してくれるので、あとは一つひとつ答えていけばOK。自分にぴったりな解決策を提案してもらえます。

Copilotに逆質問をしてもらえば、具体的な解決策へつなげることができる

活用術(3) CopilotでAIエージェントにもチャレンジ

Microsoft 365 サブスクリプション(法人版)があれば、CopilotのAIエージェントも使うことができます。AIエージェントとは、人に代わって、自ら考えてタスクを自動実行するAIのことです。そういうとなんだか難しそうに聞こえますが、Copilotにはたくさんのテンプレートも用意されているので、使ってみたい項目を選んで進んでいけばOK。プログラミングの知識も必要ありません。

テンプレートから好きな項目を選ぶ
たとえば[アイデアコーチ]では、アイデア出しに必要な具体的な項目も、Copilotエージェント側から提示してくれ、問題解決に向けてていねいに導いてくれる

一番身近な生成AI・Microsoftの「Copilot」を自在に操るために

この数年で、生成AIは私たちの日常に急速に浸透しました。中でも「Copilot」は、多くの人が毎日使うWindowsに統合されているため、Windowsユーザーには最も身近なAIアシスタントと言えるでしょう。しかし一方で、「何ができるかよく分からない」「試してみたけど、思ったような答えが返ってこなかった」と感じている方も多いのではないでしょうか。

10月30日発売の書籍「やりたい!ができる Copilot 本格活用」(インプレス刊)は、そんなAI初心者の方々が、安心して第一歩を踏み出し、日々の仕事や作業を効率化する「楽しさ」を実感してもらうために作られました。

担当編集がちょこっとだけ語る「ここが推し!」

本書は、AI初心者のライターとAIの専門家である先生との「対話形式」で解説が進むため、専門用語を避け、素朴な疑問に答えながらCopilotのしくみやコツが自然と身につきます。内容は「機能」起点ではなく、「メール返信を速くしたい」といった日常業務での「やりたいこと」を軸に具体的なシーンに沿って解説しており、すぐに実践できる発見が満載です。

さらに、便利な使い方だけでなく「生成された情報は信じていいの?」「会社の機密情報を入力しても大丈夫?」といった不安にも答える「リテラシー」の解説も充実しており、これからのAI時代に必須の知識と倫理観も学べる、単なるハウツー本に留まらない頼れる一冊です。

初めてのAI利用への不安を取り除き、仕事や日常をちょっと豊かにしてみませんか? 全国の書店、オンライン書店でぜひ、お手に取ってみてください!

やりたい!ができる Copilot 本格活用

・価格:1,870円
・発売日:2025年10月30日
・ページ数:176ページ
・サイズ:A5判
・著者:ユースフル(長内 孝平)/GENET(池田 一)著
内容
第1章 Copilotをはじめよう
第2章 Copilotを自在に操るための基礎知識
第3章 作業効率をアップする指示出しテクニック
第4章 「逆質問」で課題を見える化し、解決へ導く
第5章 Copilotを「AIエージェント」として活用する
第6章 生成AI リテラシーを高めるためのCopilot 活用法