ニュース

Microsoft 365 Copilotに音声機能 返答中でも指示し直せる

Microsoftは4日(米国時間)、「Microsoft 365 Copilot」に音声機能を導入した。入力欄の「Start a new voice chat」ボタンを選ぶとCopilotに話しかけられ、会話中に自然に割り込んで指示を出したり、作業内容やWeb上の情報に基づくリアルタイムの音声応答を受け取ったりできる。まずはCopilotライセンスを持つユーザー向けにモバイルアプリ版(iOS/Android)で提供しており、デスクトップやWeb版にも順次展開する。

音声機能では、会議準備やアイデア整理、返信の下書き作成などを自然な会話で行なえるほか、Copilotに口頭の指示を整った文章にまとめさせたり、質問や次のアクションを提案させたりもできる。音声入力はCopilotの回答中にも割り込みでき、その際Copilotは発言を停止して新たな入力に応じて返答する。

また、Copilotの話す速度やテンションなどの話し方も音声指示で調節できる。ミュートボタンや音声機能の終了ボタンも備え、会話の記録は「Conversations」に保存され、後から再開もできる。

なお、ユーザーやCopilotの音声は保存されず、すべてのやり取りはテキストデータとしてエンタープライズレベルのセキュリティ・プライバシー基準に沿って管理される。音声機能は2025年内にデスクトップやWeb版にも展開を予定しているほか、数カ月以内にCopilotライセンスを持たないユーザーにも提供される。

Start a new voice chatボタン
会話の記録はテキストで保存される