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アンソロピック、SpaceXと契約して計算資源強化 Claude利用制限を緩和

Anthropicは6日(米国時間)、SpaceXとのパートナーシップを締結し、コンピューティング容量を大幅に増強すると発表した。これらの契約により、Claude CodeとClaude APIの利用制限を引き上げ可能となり、有料のClaude Pro/Max/TeamプランのClaude Codeの5時間レートリミットを2倍に拡大し、Pro/MaxプランのClaude Codeにおけるピーク時間のリミット削減を廃止する。またOpusモデルに対するAPIレートリミットを大幅に引き上げる。

Claudeの需要拡大に伴い、導入されていた多くの制限が撤廃され、Claudeの有料契約者はより自由にAIを活用できるようになる。

衛星通信のStarlink(スターリンク)などを展開する宇宙開発企業のSpaceXは、2月にAIモデル「Grok」を開発するxAIを合併している。イーロン・マスク氏によれば、xAIはSpaceXのAI製品部門SpaceXAIという名称になる。

今回のAnthropicの契約では、xAIが活用していたSpaceXの「Colossus 1」データセンターの全コンピューティング容量をAnthropicが利用する契約を締結。これにより、5月中に300MWを超える新規容量(22万台以上のNVIDIA GPU)を利用できるようになる。この追加容量により、Claude Pro/Max契約者の処理能力を向上する。

Anthropicでは、AmazonやGoogleやBroadcom、MicrosoftやNVIDIAなどともコンピューティング容量の拡大で提携しているが、その中にSpaceXが追加されることとなる。

なお、Anthropicはこの契約の一環として、SpaceXと提携し、数GW規模の軌道上AI演算能力を開発することにも興味を示している。SpaceXは、今後のコンピューティング資源拡大により、地上ではなく宇宙に軌道上データセンターを構築する計画を発表しており、そこにAnthropicが賛同する形となる。