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楽天出資のAST、衛星打上げ失敗で7号機を断念

AST SpaceMobileの「BlueBird」7号機を搭載したBlue Originのロケット「New Glenn」

米AST SpaceMobileは、衛星通信サービスの構築に向けて打ち上げている通信衛星群「BlueBird」について、4月19日(米国時間)に実施した打上げが失敗し、「BlueBird 7」(7号機)を予定していた軌道に投入できなかったため、7号機の運用を断念する方針を明らかにした。

BlueBird 7は米Blue Originの「New Glenn」第3ミッションとして米国・フロリダ州から打上げられた。New Glennの分離されたブースターロケットは無事帰還し洋上ベースへの着陸に成功したが、衛星のBlueBirdは予定よりも低い軌道に投入されてしまっていた。ロケットからの分離や電源投入に成功していたものの、搭載の推進機ではその高度で運用・維持できないと判断、運用が断念され、大気圏に再突入される(燃え尽きて消失させる)予定になった。7号機にかかった費用は保険により賄われる。

「New Glenn」第3ミッションの打上げの様子(YouTubeより)
ブースターロケットは帰還に成功した

BlueBird 7は、AST SpaceMobileにとって地球低軌道に配備される8機目の衛星になる予定だった。同社は現在、BlueBirdを32号機まで生産する計画で、BlueBirdの8号機から10号機については約30日以内に準備が整う見込みとしている。2026年は平均して1~2カ月に1回の頻度で衛星を打ち上げる予定で、2026年末までに約45基の衛星を軌道上に展開する計画に今のところ変更はないとしている。

楽天モバイルは、AST SpaceMobileの衛星を使ったスマートフォン向けの衛星通信サービスを2026年の第4四半期に開始する予定。