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東京駅の新劇場「東京建物ぴあシアター」完成 いろいろな席に座ってみた

東京建物ぴあシアター

東京駅前の大規模複合施設「TOFROM YAESU TOWER(トフロムヤエスタワー)」内の劇場・カンファレンス施設「東京建物ぴあシアター&カンファレンス」が、5月1日にプレオープンする。東京建物が所有し、ぴあ・コングレが共同で運営する施設で、オープンに先立ち4月14日に内覧会が開催されたので劇場内の様子や座席からの舞台の見え方などをレポートする。

TOFROM YAESU TOWERは、八重洲地下街(ヤエチカ)を経由して東京駅に直結。地下のバスターミナルを通じて、国内主要都市から直接アクセスできるという立地特性を持つ。51階建ての大型施設で、劇場「東京建物ぴあシアター」は3階~6階に、ホール・会議室「東京建物ぴあカンファレンス」は5階・6階に位置する。

所在地は東京都中央区八重洲一丁目6番1号 TOFROM YAESU TOWER。

東京建物ぴあシアター&カンファレンスは、51階建て「TOFROM YAESU TOWER」の3~6階部分に位置する(画像提供・東京建物)
八重洲地下街(ヤエチカ)を経由して東京駅に直結

色々な席に座ってみた

東京建物ぴあシアターの客席数は806席(1階593席、2階213席)で、主舞台面積は約240m2。東京駅前初の段床式劇場として整備された。ストレートプレイやミュージカルなどの演劇を中心に、音楽ライブやセミナー、式典といった多様な用途に対応する。

1階はA列~R列まであり、10列目のJ列前に中通路を整備。C列までがフラット設計で、D列から各列に段差を備えた。I列までの前方列は席が千鳥配置で、J列以降の後方列は前の席が目の前にある直列配置となっている。

エントランスはビル3階
シアター1階座席表
1階客席
C列までがフラット設計で、D列から段差がある
I列までの前方列は千鳥配置
J列~R列の後方列は直列配置

だが、前方列は各列の段差が低く、千鳥配置でも前の人の身長によっては頭がかぶる可能性がある。実際に173cmの男性に前に座ってもらい見え方を確認したが、160cmの筆者ではステージの一部が見えない状態となった。センターブロックの少し左寄り(H列14番)に座り、千鳥配置なので目の前は見えたが、ステージの中央を見ようとすると前の人の頭が視界に入った。

H列14番に座り、G列15番に173cmの男性に座ってもらったところ、ステージ中央部分がかぶった
I列までの段差の高さ

一方、J列以降の後方列は直列配置だが段差が高いため、目の前に173cmの男性が座っていても舞台に頭がかぶらず舞台全体を視界に入れられた。身長が低い人や、前の人次第で見えなくなることを避けたい人は1階の後方列の方が良さそうだ。

後方列のN列18番に座ったとき。直列配置だが、M列18番に173cmの男性が座ってもステージに頭はかぶらなかった
後方列の段差。前方列の段差より高さがある

約800席のそこまで大きくない劇場なので、1階の一番後ろでもステージがあまり遠くに感じないのは印象的だった。最後列のR列に座ってみたが、十分良く見えた。

1階最後列センターブロック、R列19番に座った時の視界
R列の後ろに通路

端の席に関しても、後方列は一番端でもステージは見切れることはなかった。前方列の端の席も派手に見切れるということはなく、何も見えなくてストレスを感じるということはなさそうだ。

1階最後列の最端、R列1番に座ったときの視界
前方ブロック、G列1番に座ったときの視界
1階最前列の最端、B列4番に座ったときの視界
壁側に通路があるので最端の席は出入りがしやすい

なお中通路のJ列は広々としており、センターブロックは手すりの囲いもあるため特別感がかなり高い。J列は取り外し可能で、車椅子席としても利用できるほか、演出に応じて花道の設置もできる。このほかA列とB列すべての席も取り外し可能。

中通路のJ列は広々としており、手すりの囲いもあるため特別感がある。J列は座席を外して車椅子席や花道にできる
J列19番に座ったときの視界
K列19番に座ったときの視界。J列の前にある手すりはステージにかぶらず見晴らしが良い

後方のP列とQ列のセンターブロックすべての席は背倒れ席となっており、オペレーション卓を設置できる。

後方のP列とQ列のセンターブロックすべての席は背倒れ席
座面
背もたれ

フロア設定はシアター1階前方側がビルの3階、中通路以降の後方側は4階となっており、どちらにもトイレが用意されている。3階の女子トイレは全12室、4階の女子トイレは全16室。このほか多目的トイレも備える。パウダースペースも3階より4階の方が若干広い。

フロア設定。1階前方側がビルの3階、中通路以降の後方側は4階となっており、どちらにもトイレが用意されている
1階前方側トイレ。女子トイレは全12室
前方側トイレのパウダースペース
1階後方側トイレ。女子トイレは全16室
後方側トイレのパウダースペース

2階は工事途中で撮影禁止だったため写真はないが、座席に座ることはできたのでレポートしていく。2階はA~F列までの6列。すべての列に座ってみたが、A列前にある手すりが最後方のF列でもステージにかぶってしまった。身長にもよるかもしれないが、160cmの筆者の場合を参考例としてお伝えしておきたい。

なお2階(ビル5階)の女子トイレは全10室。パウダースペースや多目的トイレも1階同様に設置されている。

2階座席表
2階ロビー
ステージから見た客席。上部が2階席
2階(ビル5階)の女子トイレは全10室
パウダースペース

内覧会では珍しくバックヤードも公開されていた。楽屋は4室あり、約6人用の鏡前がある楽屋が1つ、2人用の鏡前がある楽屋が3つという構成。そのうちの1室にはシャワールームも用意されている。

ステージ裏すぐのバックヤード
約6人分の鏡前がある楽屋
2人分の鏡前がある楽屋
シャワールーム

東京建物ぴあシアターのこけら落とし公演は、小池徹平・小西遼生が出演するミュージカル「ETERNITY」で、公演期間は7月10日~26日。

こけら落とし公演はミュージカル「ETERNITY」

東京建物ぴあカンファレンス

ホールと会議室を備える「東京建物ぴあカンファレンス」は、最大828席収容可能な大ホール「TO YAESU HALL」、最大140席収容可能な小ホール「FROM YAESU HALL」の2つの平土間ホール、10の会議室で構成。セミナー、講演会のほか、パーティーや大型の展示会などで利用できる。

プレオープンイベントとして、5月2日~6日に「YAESU LAUGH WEEK Presented by ぴあ」を開催。大ホール「TO YAESU HALL」を利用し、お笑いライブを中心に、様々なエンタテインメント企画が実施される。

東京建物ぴあカンファレンス
5階に10の会議室と小ホール「FROM YAESU HALL」、6階に大ホール「TO YAESU HALL」
大ホール「TO YAESU HALL」
小ホール「FROM YAESU HALL」
会議室