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ハンドル操作無しで500km走行に成功 自動運転トラックで国内初
2026年3月31日 16:37
T2は、自社で開発したレベル2自動運転トラックで、関東-関西を結ぶ約500kmの高速道路の本線で、ドライバーによる一時的なハンドル操作を一度も発生させず、自動運転のままで完走に成功した。自動運転トラックによる500kmにおよぶ長距離の本線完走は国内初。
同社は、2027年度にレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現を目指しており、2025年6月にはレベル2自動運転トラックで、国内で最長距離となる神奈川県綾瀬市から兵庫県神戸市までのおよそ500kmの走破に成功している。
しかし、道路工事や前方への車両の合流など、走行中にイレギュラーかつ急な事態に直面した際は、安全を確保するために一時的に自動運転を止め、ドライバーがハンドル操作に切り替えざるをえない場面があり、レベル4を実現する上で大きな課題となっていた。
今回はこうした場面でも自動運転のまま走行できるようにする新たな技術を開発した。具体的には、道路工事により一部車線が急遽閉鎖された際、路上に設置されている工事を示す標識やパイロンなどを車載センサーで認識。閉鎖車線を推定して適切なタイミングで車線を変更したり、道路工事で最高速度が一時的に制限される場面で、速度制限の標識をセンサーで認識してスムーズに加減速できるようにした。さらに、ICやJCTで急に合流してくる車両に対し、減速して先を譲る機能を取り入れたほか、傾斜がある路面でも車線に追従して走行する性能を強化した。
新技術を搭載したレベル2自動運転トラックにより、2026年3月上旬、東名高速道路・綾瀬スマートIC(神奈川県綾瀬市)と山陽自動車道・神戸西IC(兵庫県神戸市)を結ぶ本線およそ500kmを走行する実証を行ない、ドライバーによる一時的なハンドル操作を一度も発生させず、自動運転のままで完走した。
綾瀬スマートICと神戸西ICの近くには、T2がレベル4を見据えた設備として、高速道路における自動運転と、一般道における有人運転を切り替えるためにドライバーがトラックに乗り降りする「切替拠点」を今春完成させる予定。今後、こうした切替拠点の間も自動運転のままで走行できるよう、幅の狭さから走行の難易度が高いとされる料金所の通過や、料金所と切替拠点を結ぶ一般道の走行も可能にする技術開発を進める。




